みなさん、こんにちは。
大阪産業創造館 経営相談室の岡島です。
起業や新規事業に取り組むときに、作成した事業計画書についてアドバイスを希望する相談があります。
机上の空論になっていませんか?
十数ページに及ぶ完成度の高い計画書を作成している方も多く、苦労されたであろう姿が想像できることもあります。
しかし、よく練られた計画書でも、説得力に欠ける計画書の共通項があります。
仮説は理論的なものの、検証できていない計画書です。
仮説とは、
こんなニーズを抱えているターゲットに、
このような商材を提供すれば
きっと買ってくれるはず、という
まさに机上の空論の段階です。
この仮説に対して
・調査
・アンケート
・ヒアリング
・実証実験
など、ニーズの検証を行うことで、計画書の説得力が高まります。
このニーズの検証を行うにあたり、お勧めしたい手法がMVPです。
MVP(Minimum Viable Product)とは、ユーザーに必要最小限の機能を搭載したプロダクトのことです。
目的を達成できる最低限必要な状態の製品やサービスをユーザーに提供し、得られたフィードバックを参考に新機能の追加や改善を繰り返します。
このMVPにより、「仮説の検証」を行うことで、本当にユーザーから求められているのかを、最短で判断することができて、事業計画書の説得力が高くなります。
ここでポイントとなるのが、必要最小限の機能ということです。
最初から100%の完成形にこだわるのではなく、ニーズの検証をしながら商材の開発を進めることで、結果として、開発期間の短縮や開発費用の削減につながります。
何よりも、早い段階でニーズの検証ができるため、自信を持って前に進めることができます。
経営相談室 スタッフコンサルタント 岡島 が担当しました。
岡島 卓也(おかじま たくや)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 岡島 卓也(おかじま たくや)のプロフィール
(2023年3月1日公開)
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