第147回 ビジネスモデルとビジネスプラン|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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ビジネスモデルとビジネスプラン

  • 利益を上げる仕組み
  • 事業を実現するための道しるべ
  • 売上は控えめに 経費は多目に

利益を上げる仕組み

ビジネスモデル、ビジネスプラン。事業をやるにおいて、横文字がよく出てきます。皆さんもお聞きなったことがあろうかと思います。

シンプルに考えよう。

わかりやすく言えば、ビジネスモデルとは、お客様に納得してお金をお支払いいただく仕組みのことです。今困っていることが解消したり、退屈な日常を吹き飛ばす楽しさが手に入る、そのようなモノ、コトを提供することです。

当然、競争相手より魅力的。お客様と接点を持つルートがある。モノ、コトを提供する力が備わっている。これらが備わって、初めてビジネスモデルと言える。

事業を実現するための道しるべ

次にビジネスプランとは、ビジネスモデルを実行するための道しるべ、計画です。

計画にもいろいろありますが、収支計画を考えてみましょう。簡単に言えば、四つの引算を跳ね返す売上を上げる計画です。

一つ目の引算:売上原価 物販の場合の仕入、製造業では、材料費、労務費、経費。
二つ目の引算:販売、事業管理に要する人件費、家賃、広告宣伝費等です。
三つ目の引算:金融機関から借り入れをした場合の金利です。
四つ目の引算:事業でトラブル等が起こった時のロス。示談金など。

この四つを跳ね返す売上を上げる。それに必要な数のお客様を獲得する。そのことに尽きます。

 

売上は控えめに 経費は多目に

あと、バラ色の計画を立てないこと。一回の商談で注文が取れるなどあり得ない。紙媒体(ダイレクトメール等)でアプローチする場合、「興味あり」と反応してくれるのは1/1,000。注文をくれるのは、「興味あり」と手を挙げた人の半分。当然、分りやすい商品説明等をした上でのこと。これが現実。

つまり、2,000回の営業をしてやっと一件の注文が取れる。スポーツに例えれば、1勝999敗。勝率0.05%でも四つの引算を跳ね返す売上が上がる。これが事業計画

でも「やってやれないことはない」。当経営相談室では、年間約6,000件の御相談に対応しています。しっかり利益を出している事業者様もたくさんいらっしゃいます。

一人で悩まずに、まずはお気軽にお電話ください(経営相談:06-6264-9838)

経営相談室 スタッフコンサルタント 森 啓 が担当しました。

(2017年8月9日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

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