第154回 経営の全体像、見えてますか?|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

中小企業の経営者・起業家の皆様を支援する機関。大阪産業創造館(サンソウカン)

なかのひと
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経営の全体像、見えてますか?

  • 経営者の仕事とは?
  • 経営の全体像を眺めてみる
  • 優先順位を明らかにする

経営者の仕事とは?

みなさん、こんにちは。スタッフコンサルタントの東です。
ずいぶんと秋めいてきて、過ごしやすくなってきましたね。

全体像を眺めることで優先順位が見えてくる

当館には経営に携わり始めて間がない方もご相談にいらっしゃいますが、経営を学びたいが、何からどう手を付ければいいのか悩んでいるというご相談をお受けします。

また日々の業務活動を行っている中、目先に追われて、なかなか大局的に自社のことをみることができないというお話しも伺います。

経営者の最たる仕事は、会社の舵取りをするための「意思決定」をすることです。
その意思決定をするためには、限りある経営資源をどのように活用して、効果的・効率的に利益を上げるかを検討する必要があります。

経営の全体像を眺めてみる

経営活動は、「人」や「資金」といった「経営資源」を投入し、「業務プロセス」に従って、これらの資源を運用・管理しながら、商品やサービスに変換したものを顧客に提供して対価を得るという一連の流れによって日々進められています。

しかしながら、経営に関する分野は多岐にわたり、意思決定をするのに必要な知識が求められたり、専門性が高くて判断に迷うことも出てくる可能性があります。

限られた時間、そして、経営資源の中で意思決定していくには、何からどう対処していくのか、優先順位をつけざるをえません。
そのためには、経営活動における全体像を客観的な視点で眺めることが必要です。

 

優先順位を明らかにする

優先順位をつけるためには、現状何ができていて、何に手がついていないのかを明らかにする必要があります。

資金の運用や調達を適正に管理する財務面、円滑な人材確保・定と組織運営着のための人事・組織面、ムリ・ムダ・ムラのない業務プロセス、顧客に対して適切に商品・サービスを届けられるようマーケティングを意識しているかなど、さまざまな切り口から眺めていくことによって、自社の強みとして表出している部分と、今後強化していく必要のある弱みが見えてきます。

当館では、経営の全体像をお伝えするとともに、現時点で自社の強みとして現れている分野及び今後伸ばしていかなければならない分野をご確認いただけるセミナーを開催しております。

何から着手したらいいかわからないとお悩みであれば、まず自社の現状を把握することからはじめてみませんか?

■【ベーシックセミナー】経営者が知っておくべき企業経営の全体像
https://www.sansokan.jp/events/eve_detail.san?H_A_NO=24099

経営相談室 スタッフコンサルタント 東 が担当しました。

▼東 純子( あずま じゅんこ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 東 純子( あずま じゅんこ )のプロフィール

(2017年9月27日公開)

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)