皆さんこんにちは。スタッフコンサルタントの田口です。
いよいよ11月には私が楽しみにしているサッカーワールドカップカタール2022が開幕します。日本も1998年のフランス大会から7大会連続での参加です。
女性の活躍する場面が確実に増えている
日本の森保一監督が歴代最高のベスト8以上をめざすと宣言されており、期待も膨らみますが、それ以上に私がワクワクしているのが山下良美レフェリーです。
今回の大会では世界の審判の中から女性の主審3名、副審3名が選ばれ、その主審の一人が山下さんです。ぜひ山下さんにはピッチに立ってもらいたいものです(選ばれてもピッチに立てるかは決まっていません)。
サッカーの審判は都道府県協会が認定する4級から日本サッカー協会が認定する1級までのランクがあり、さらにその1級の中から日本協会とアジア協会の推薦と国際サッカー連盟の認定で国際試合を裁くことができる国際審判(主審と副審が別)という構造になっています。
日本人の男子国際主審は7名、同副審は9名で、同女子は各々4名という狭き門ですが、山下さんはそのひとりなのです(女性には女子1級という女子の試合限定の資格がありますが、山下さんは男性の試合を担当できる1級審判員です)。
私が日々関わる経営の場面でも、昔は男性が当然にトップを務めていたような業種で、女性のトップが誕生しています。
事業承継の場面でも、親族承継で子女が候補者になるケースも増えています。
相談時に後継者になりそうな子息がいないという声を聞くことがありますが、その際には娘さんはどうですか、と問うています。この時、相談者は意外な指摘であるといった反応ですが、すぐに娘さんも後継者候補の一員なのだと納得されます。
Jリーグの試合で主審を務められ、毅然とした態度でかつフレンドリーに試合をコントロールされている山下さんの姿は、とてもまぶしく感じました。
同じように経営という場面で活躍される女性経営者の姿もとても頼もしく、しかも活き活きとされている様子を拝見することはとてもわくわくします。
このように性を理由に差別する、区別することはナンセンスになってきており、男だから女だからということを言う時代は終わった気がします。
このように女性の活躍する、できる場面が広がりました。
特に労働人口が減少していく日本においてはこの有能な人たちを活用することが経済発展に必要不可欠なのです。
今後の経営において女性やいろんな意味で課題をお持ちの方たちに、それぞれの強みを発揮して活躍できる場を提供することこそが業績向上のカギになるでしょう。
山下さんのように、今まで男性の世界だと思われる場面で活躍される女性が多く生まれてくることを期待しています。
経営相談室 スタッフコンサルタント 田口 が担当しました。
田口 光春(たぐち みつはる)のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
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(2022年10月5日公開)
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