第237回 出店場所をどうやって選定するか|あきない・えーどのなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

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あきない・えーどのなかのひと
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出店場所をどうやって選定するか

  • 立地の良し悪し
  • 場所の選定方法
  • 計画の立案

立地の良し悪し

みなさん、こんにちは。
経営相談室の谷口です。
最近、お腹が出てきたので毎日ジョギングしています。
いつまで続くかわかりませんが・・・。

出店場所の選定は慎重に行いましょう!

先日、新しい店舗を出す場所について、ご相談を受けました。
不動産屋からお勧めされている物件があり、人の流れが多く好立地であるため、悩んでいるということでした。
しかし、詳しく話を聞くと、通勤路になっているため人通りは多いものの、周辺の飲食店は集客にはつながっておらず、ターゲット層の交通量も少ないようでした。

一般的には人通りが多いと好立地と思われるかもしれませんが、ターゲット層の交通量が少なければ、その事業者にとっては、いい立地とは言えません

また立地の話ではありませんが、居抜き物件は過去に入っていた店舗の設備が残っているため、初期費用を抑えることができます。
そのため、居抜き物件を狙って探す方もいらっしゃいますが、留意すべき点として下記の点があげられます。

  • 前の店舗がなぜ撤退したのか?
  • 設備等は要件を満たし、問題なく使用できるか?
  • 店主のこだわりを表現できるか?

初期費用を抑えることができても、場所が悪ければ今後ずっと集客に苦労することになります。
いい物件が見つかったからといって飛びつかず、冷静にその場所が最適か判断する必要があります。

場所の選定方法

出店しようとする場所にターゲット層がどの程度存在するか確認する方法として、行政のホームページがあります。年齢層別の人口・事業所の数、従業員数などが統計データとして公開されています。

例えば大阪市の統計データは下記のページから確認できます。
大阪市の統計情報

上記の統計データや交通の利便性などを基に出店地域を決め、不動産屋を回り、複数候補地をリストアップし比較してください。

また、データだけでなく、予定している営業時間帯に現地に足を運んで、「ターゲット層の有無」、「人の流れ」、「視認性」、「競合店のメニューや価格」、「候補地周辺の集客ポイント(商業施設等)の有無」、などを確認することが重要です。

計画の立案

場所が決まれば、すぐに契約するのではなく、「店舗の座席数」、「過去の経験・実績」、「周辺の店舗の入り具合」、「ターゲット層の人口や交通量」などから曜日別・時間帯別の収益計画を立てることが重要です。

計画の結果、収益性が確保できない、集客人数に現実味がない場合は、ビジネスモデルを見直すか、場所の変更を検討しなければなりません。
納得のいく出店計画ができれば、その後、資金調達やプロモーションを検討する流れになります。

出店後、後悔しないためにも、事前に入念な計画を立てることをお勧めします。
計画作成にあたり悩んだ際は、ぜひ経営相談室にご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 谷口 が担当しました。

▼谷口 睦(タニグチ ムツミ )のプロフィールはこちらからご覧いただけます。
→ 谷口 睦(タニグチ ムツミ )のプロフィール

(2019年5月29日公開)

大阪産業創造館 経営相談室(あきない・えーど)

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(9:00~17:30※土日祝除く)