第598回 「ノーコードアプリ×GAS×LINE」による報告業務の自動化|経営相談室のなかのひと|大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

「ノーコードアプリ×GAS×LINE」による報告業務の自動化

  • データ管理から一歩進んだ「外部連携」
  • PDF作成からLINE送信までを自動化した事例
  • 付加価値のない作業をなくし、付加価値のある作業に集中する

データ管理から一歩進んだ「外部連携」

こんにちは、経営相談室の谷口です。

前回は、ノーコードアプリとGAS(Google Apps Script)を組み合わせて、現場ごとに異なる特有の選択肢を表示する「専用Googleフォーム」をボタン一つで自動作成する仕組みについてご紹介しました。
データの入り口を整えたら、次の段階として「集まったデータを加工して外部のメッセージツールと自動で連携させたい」「関係者への連絡を自動化したい」といった、出力や報告に関する要望が出てくることがよくあります。
今回は、ノーコードアプリとGAS、そして普段お使いの「LINE」を組み合わせることで、報告書の送付作業を自動化し、事務負担を軽減した事例をご紹介します。

その仕事、人間がやる必要ありますか?

その仕事、人間がやる必要ありますか?

ノーコードアプリは、データの蓄積や整理、そしてボタン一つでPDF形式の報告書を出力する機能など、便利な機能を多く備えています。日々の報告業務を紙から移行し、デジタルで完結させるだけでも大きな業務改善になります。
しかし、作成した報告書を「社外の関係者や現場の担当者に素早く共有したい」となったとき、アプリ単体の機能では連携が難しいケースがあります。例えば、作成したPDFを一度パソコンに保存し、別のメッセージツールを起動して、宛先を選んで添付して送る、といった手作業が発生してしまうのです。
ここで活躍するのが「GAS」です。GASを組み合わせることで、ノーコードアプリの標準機能にはない「外部メッセージサービスとの連携処理」を追加できます。
ノーコードアプリのPDF出力機能と、GASの送信機能を掛け合わせることで、報告書の作成から外部への送付までを一気通貫で自動化できるようになります。

PDF作成からLINE送信までを自動化した事例

前回の記事でも触れたデイサービス(通所介護)を支援している事業者の事例をご紹介します。
この事業者では、現場から送られてくる日々の利用状況データを「ノーコードアプリ」に取り込んで管理し、そのデータをアプリで加工して報告書のPDFを作成していました。
しかし、作成したPDFファイルはデイサービスの担当者の「LINE」に、一件ずつ手動で送信するという手間が発生していました。

「この事務作業を効率化したい」というご相談をいただき、ノーコードアプリと「GAS」を組み合わせた仕組みを提案しました。
具体的には、ノーコードアプリで報告書のPDFを作成したあと、アプリ上に設置した送信ボタンを押すだけで、GASが自動的にそのPDFをLINEに添付して指定の担当者へ送信する仕組みです。
これまで人が行っていた「ファイルを保存し、LINEを起動して宛先を選び、添付して送信する」という一連のステップが、ボタン一つで完了するようになりました。

付加価値のない作業をなくし、付加価値のある作業に集中する

これらは業務を行う上で必要な作業ですが、それにどれだけ時間をかけても、サービスの品質が向上したり、利用者が喜んでくれたりするわけではありません。
このような「付加価値を生み出さない手作業」をデジタル技術で削減できれば、業務効率化につながります。
みなさんの会社でも、毎日決まった作業を繰り返していることはありませんか?
ノーコードアプリにGASというツールを掛け合わせることで、毎日の業務がシンプルになります。自社の業務で自動化できそうな部分がある、あるいはどのように進めればよいか分からないという方は、以下の「面談を申し込む」よりご相談ください。

経営相談室 スタッフコンサルタント 谷口が担当しました。

▼谷口 睦(たにぐち むつみ)へのご相談(面談)

(2026年9月9日公開)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

大阪産業創造館 経営相談室

06-6264-9820
(9:00~17:30※土日祝除く)