経営相談室の東です 。

結束力のある組織づくりができていますか?
世界中が熱狂しているサッカーワールドカップ2026。日本が決勝トーナメント進出を果たし、ブラジルを相手に惜敗した6月30日、皆さんもテレビの前で胸を熱くされたのではないでしょうか。
結果は一歩届きませんでしたが、日本のサッカーが着実に世界レベルへと進化していることを確信した一戦でした。
この激闘の中で、多くの解説者が口にしていたのが「森保ジャパンの組織力」という言葉です。森保監督のマネジメント手法には、リソースに限りのある中小企業が取り入れるべき、組織力向上のヒントが凝縮されています。
まず、森保ジャパン最大の強みは、特定のスター選手に依存せず、誰がピッチに立ってもチームの機能が落ちない強さです。これは、人材不足に悩む中小企業にとって理想の組織像と言えます。森保監督は、控え選手も含めた全員に「自分がチームを勝たせるんだ」という強い当事者意識を芽生えさせたとのことです。
ビジネスの現場でも、「特定の個人の力」だけに依存する組織は、その社員の離職や体調不良によって一気に崩壊するリスクを孕んでいます 。メンバー全員が自分の役割を深く理解し、主体的に動ける環境を整えることこそが、組織全体の底上げに繋がります。
試合の流れを一瞬で変える、森保ジャパンの素早いシステム変更。これが機能するのは、監督からの指示を待つだけでなく、選手たちが現場の状況を瞬時に判断し、自発的に行動できているからだと思われます。
市場の変化が激しい現代のビジネス環境において、経営者がすべてを決定する「トップダウン型」の経営には限界があります。市場のトレンドや顧客ニーズの変化に臨機応変に対応できる「柔軟さ」を持たせるには、社員に一定の裁量を与え、迅速に判断して動ける仕組みづくりが重要です。
チームが強固な一体感を持てる背景には、監督の徹底した「傾聴力」と、選手と深い信頼関係の構築があります。また、若手もベテランも関係なく、互いに意見をぶつけ合える「心理的安全性」に基づくメンバー間の信頼関係もいざという時に強い結束力を生みます。
中小企業の経営者も、まずは社員の声にじっくりと耳を傾け、失敗を恐れずに挑戦を後押しする風土を作ることが重要です。経営者が明確なビジョンを掲げ、全員が同じ方向を向いて進み始めたとき、大企業にも負けない強固な「組織力」という武器が手に入ります。
理想のチームは、一朝一夕には作れませんが、まずはできることから小さく実践していくことが大切です。その第一歩として、自社がめざす「ビジョン」が明確になっているか、そしてそれが社員の皆さんにしっかりと共有できているか、一度振り返ってみませんか?
「頭の中にあるビジョンをうまく言葉にできない」「社員にどう伝えればいいか分からない」といったお悩みがあれば、私たち経営相談室が言語化のお手伝いをいたします。どうぞお気軽にご相談ください 。
経営相談室の東が担当しました。
▼東 純子(あずま じゅんこ)へのご相談(面談)
(2026年7月15日公開)
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