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当社では若い人材を確保するため、新卒採用を考えています。「今どきの学生は中小企業へのイメージが良くなく、大企業志向」などと聴いたことがありますが、実際のところ何を重視して就活しているんでしょうか?
“規模の大小”より、もっと重視していることがあります。
学生が「会社選びで重視すること」
近畿経済産業局が、近畿圏の学生を対象に調査を行った
レポート「学生に響く中小企業の魅力発信」では
以下のような結果が報告されています。
・「企業規模が大きいこと」:50.1%
・「やりたい仕事ができる」:86.2%
・「自分に合った仕事ができる」:92.6%
・「会社・職場の雰囲気」:94.8%
・「人間関係が良好そうである」:95.3%
※学生アンケート調査「会社を選ぶとき重視すること①」赤枠項目より
集計値(%)は「大変重視する」+「やや重視する」の合計
ご参考までに、本調査では
「就職を希望する希望の規模について」の設問に対し
・「規模は関係ない」は59.5%
・「どちらかといえば中小企業」は16.7%
また、「中小企業のイメージが良くない」の回答は
全体の27.8%などの結果も報告されています。
企業規模の大小よりも、
「自分にとって、この会社・職場・仕事は合っているのか・いないのか」
そんな学生の選択基準がみてとれます。
新卒採用の求人戦略。
たとえば、自社採用ページや就活サイトへの情報掲載。
いくらお金をかけて見栄えを良くしても・目立つポジションに掲載しても、
エントリーに繋がらなければ、その評価は「集客効果ゼロの無駄な投資」です。
求人とは集客です。その本質的な目的は
目立って閲覧数を稼ぐことではなく、
面接会場に学生を集めることにあるはずです。
そして、学生が知りたい情報は、
どこの会社でもあるような月並みな表現・言葉が並んだ“よくあるコンテンツ”では
ありません。
・うちの会社は、どんな会社か?
・うちの職場は、どんな雰囲気か?
・うちの仕事は、どんな内容か?
求人情報も書き方・伝え方次第。
大企業にはない自社で働く魅力・同業他社とは違う自社の魅力を
オリジナリティあふれる言葉と学生にヒットする適切な表現で、
的確に情報発信しておきたいところです。
【図表出典・引用】
近畿経済産業局 レポート「学生に響く中小企業の魅力発信」(平成30年12月19日公表)