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大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

    カテゴリー[法律]で検索した結果(144件中 1件目~10件目を表示)

  • 会社・事業者が「自己破産」をするときの,具体的な流れを教えてください。

    昨今の不況により売上が減少し,自己破産の申立を考えているのですが,実際に事務所を閉めて,取引先や従業員へ破産の連絡をするという流れが想像できません。具体的にはどのような流れになるのでしょうか。

    弁護士に相談を行って「Xデー」を設定し,それに向けて事前準備をしていくことが肝要です。
     会社・事業者が自己破産を行う際には,弁護士に裁判所への申立手続を依頼することが通常ですが,あまりにぎりぎりに相談すると準備が間に合わないので,最低でも資金が詰まる2週間前(できれば1カ月以上前)には相談することが肝要です。そして,「Xデー」(本社事務所を閉め,破産手続に入ることを外部に発表する日)を設定し,それに向けて,資料の作成や解雇通知書・債権者宛ての通知書の作成・封入など,弁護士の指示に基づく事前の準備をします。
     Xデー当日は,就業後に全従業員を集め,会社が自己破産の手続に入ることを発表するとともに,事前に作成しておいた解雇通知書や離職票,最後の給与を手渡します。そして,本社事務所を施錠した後で(弁護士作成の告示書を入口に貼りつける場合もあります),弁護士事務所を訪れ,当日打ち合わせ...
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    法律(弁護士)
    小林 寛治
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    法律(弁護士)
    小林 寛治
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  • 返済できない債務(借金)の処理について

    私は事業を営んでおり,銀行を含む計10社から約4000万円の借入金債務や買掛金債務があります。昨今の不況で売上げが下がり,返済が滞っていることから,最悪の場合,自己破産も考えています。このような場合に債務を処理する方法はあるのでしょうか?

    いくつかの方法がありますので,事業の実情に応じて適切に選択して下さい。
    1.一般に,返済不能な債務を処理する方法としては,「私的整理」と「法的整理」の2つがあると言われます。
    2.「私的整理」は,任意整理とも呼ばれ,裁判所を介さずに銀行や取引先などの債権者と交渉することで支払条件の変更(リスケジュールや分割払いの合意)や債務の減額を受けるというものです。特に,取引先に対する買掛金債務については約定通りに支払いつつ,金融機関の債務について支払いを延ば...
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    法律(弁護士)
    小林 寛治
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    法律(弁護士)
    小林 寛治
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  • 賃貸借契約上のトラブル(解約時の原状回復義務について)

    テナント物件を借りているのですが,この度賃貸借契約を解約し退去しようとしたところ,壁・天井等の内装を全て新しく取り替えるので,そのための原状回復費用を負担して欲しいとオーナーから言われました。負担する必要があるのでしょうか。

    通常使用によって生じた汚れについては,負担する必要がないのが原則です。
     基本的には,通常使用によって生じた汚れ等であれば,賃借人が原状回復費用を負担する必要はないのが原則です。
     近時の裁判例(特に居住用の民間住宅)によれば,原状回復とは,賃借人の居住,使用により発生した建物価値の減少のうち,賃借人の故意・過失,善管注意義務違反その他通常の使用を越えるような使用による損耗・毀損を復旧することを意味するとされています。
     すなわち,賃借人の原状回復義務...
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    法律(弁護士)
    小林 寛治
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    法律(弁護士)
    小林 寛治
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  • フリーランス保護法とはどのような法律でしょうか。

    販売促進のためのチラシについてフリーランスのデザイナーに依頼しています。デザインの報酬は成果物の納品から3か月後に支払っていますが、雇用ではなく委託なので、特に問題はないという理解でよいでしょうか。

    フリーランス保護法に違反するおそれがあります。
     近年、働き方の多様化によりフリーランスという働き方が社会に普及してきました。フリーランスは、発注者から受託した業務を遂行して生計を立てるという点で発注者に対して弱い立場であるものの、あくまで事業者であるため、労働者のような法的保護がなされていない状況でした。このような状況の...
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    法律(弁護士)
    武田 宗久
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    法律(弁護士)
    武田 宗久
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  • 中国語の契約書(中文契約)の注意点を教えてください。

    中国企業と取引をするにあたり、相手方から中国語で書かれた契約書(中文契約)にサインを求められました。中文契約を読むにあたって、気を付けるべきポイントはありますか。

    契約相手の調査を適切に行い、網羅的かつ正確に合意内容を記載しましょう。
    1 はじめに
    中文契約でも、ビジネスの内容や約束事を記載するという大きなスタンスは他の言語の契約と共通ですが、以下の点に注意が必要です(主として中国本土の企業との取引を想定しています)。
    2 中文契約のポイント
    (1) 契約相手の調査する
    ア.契約の前提として、相手方の現在の基本...
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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  • 英語の契約書(英文契約)の注意点について教えてください。

    当社のビジネスを海外展開するにあたり、海外の企業と英文契約書を取り交わすことになりました。英文契約を読むにあたって、日本語の契約書と比較して気を付けるべきポイントはありますか。

    英文契約独特の表現を踏まえ、合意内容を全て記載することが重要です。
    1 はじめに
    英文契約は、主に海外企業と取引をする場合に締結されます。日本とは異なる言語、文化、常識を持つ者との間で締結されるため、英文契約を検討する際には、日本企業間の契約とは異なる意識が必要です。
    2 英文契約のポイント
    (1) 独特な表現に慣れる
    前提として、英文契約では、...
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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  • フランチャイズ契約の注意点とポイントを教えてください。

    とあるフランチャイズへの加盟を申請したところ、フランチャイズ契約書へのサインを求められました。フランチャイズ契約の内容を検討する際、どのような点に注意すればよいですか。

    メリットが明記されているか、デメリットが受入可能かを確認してください。
    1 フランチャイズとは
    フランチャイズ・システムとは、フランチャイザー(「本部」)がフランチャイジー(「加盟者」)に対し、経営ノウハウ等を提供して特定の商標・商号を使用させる代わりに、加盟者が本部に金銭を払う事業形態です。契約内容を検討する際のポイントは、大別すると、加盟者の...
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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    春田 尚純
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  • 取引先が契約違反をした場合の損害賠償の範囲を教えてください。

    弊社はB社に自社製品を販売するため、A社から部品を買う契約をしましたが、納期通りに納品されなかった結果、B社への納品が遅れてしまいました。これにより弊社には様々な損害が生じたのですが、A社にどこまで請求できるのでしょうか。

    通常損害と特別損害が対象ですが、契約書に別の記載がある時はそのルールに従います。
    1 通常損害と特別損害
    (1) 損害の種類
    取引先が契約に違反した結果自社に損害が生じた場合、取引先に対して法律上賠償の請求をできるのは、「通常損害」と「特別損害」です。
    (2) 通常損害とは
    通常損害とは、契約違反があった場合、通常発生すると考えられる損害を指します。例えば、質問の...
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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    春田 尚純
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  • 機密保持契約(NDA)の必要性と注意点を教えてください。

    機密保持契約という契約をよく耳にしますが、どういう場合に締結するものなのでしょうか。また、締結の際、どういった点がポイントになるのでしょうか。

    漏洩等を防ぎたい情報を提供する場合に締結し、情報の性質に応じた内容にしましょう。
    1 機密保持契約は漏洩・不正利用を防ぎたい場合に結びましょう
    機密保持契約(「NDA」)は、一言でいえば「機密情報を他社に漏洩したり、本来の目的以外で利用しません」という約束をするものです。そのため、漏洩や不正利用を防ぎたい情報等を他社に開示する場合には、最初にNDAを締結しましょ...
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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    法律(弁護士)
    春田 尚純
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  • 取引先が倒産しました。私の売掛金はどうなるのでしょうか?

    取引先に商品を納品し、翌月に請求書を送付して商品代金を支払ってもらう予定でしたが、商品代金を支払ってもらう前に取引先が倒産してしまいました。弊社の売掛金はどうなるのでしょうか?

    他の業者よりも優先して売掛金の回収を図ることができる可能性があります。
    破産手続が開始されると、原則として個別に売掛金等の債権の回収を図ることは禁止され、裁判所に債権届出を行い、配当額は債権額に応じて按分比例して決定されます。破産する会社に潤沢な資産があることは極めて稀ですから、配当を全く受けることができない又は配当を受けることができたとしても債...
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    法律(弁護士)
    中原 圭介
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    法律(弁護士)
    中原 圭介
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