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製品開発で手戻りを防ぐにはどうしたらいいですか?

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  • 製品開発で手戻りを防ぐにはどうしたらいいですか?

    製品の開発が手戻りの発生で、計画より遅れる傾向にあります。
    製品開発で手戻りを防ぐにはどうしたらいいですか?

    フロントローディングすることが秘訣です。



    まず前提として、難易度の高い製品開発ほど、失敗をせずに開発が完了する可能性は低くなります。したがって、ある程度の手戻りは計画に織り込んでおく必要があります。

    それでもやはり、「試作品を作ってみたがうまく機能しない」、「量産を開始する直前に不具合が発覚した」などのトラブルは避けたいものです。こういった開発後半での手戻りを防ぐためには、フロントローディングがキーになります。

    フロントローディングとは、開発上流で業務負荷を高めることで、開発下流での業務負荷を減らすことです。
    開発下流で発生する手戻りは、大幅な工数の増加や開発期間の遅延に繋がります。開発上流で工数をかけて未然に不具合を防ぐことにより、トータルの開発負荷は低減されます。

    開発ステージごとに、具体的に例を示します。
    仕様検討のステージでは、顧客との仕様や要望の入念なすり合わせが大切です。
    基本設計のステージでは、設計計算方法を確立し、根拠のある設計をすることが大切です。またコアになる部品に対してはCAE(Computer Aided Engineering:コンピューターシミュレーション)を活用し、より詳細に現象を予測することも必要です。場合によっては3Dプリンタなどによるラピッドプロトタイピングも有効です。
    詳細設計のステージでは、検図をおろそかにせずに、しっかり工数をかけることが大切です。
    試作試験のステージでは、実際にものづくりをするため、多くの工数とリードタイムが必要になります。この段階では未検討事項は残さずに、基本設計や詳細設計で検討したことの「答え合わせ」をするようにします。試験で不具合が発生しても、基本設計や詳細設計での机上検討結果と比較することで、不具合の原因を迅速に特定することができます。
    さらに、各開発ステージの区切りでDR(デザインレビュー、各部門の有識者を集め、設計を審査すること)をすることで、多様な視点から不具合を防止することができます。

    (回答日:2025年10月6日)

回答した専門家
製品開発

嶌中 祐仁

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