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求人票を見直したいのですが、転職者はどんなことを知りたいのでしょうか

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  • 求人票を見直したいのですが、転職者はどんなことを知りたいのでしょうか

    自社求人に応募がないので求人票の見直しを検討しています。「やりがいのある仕事です」や「アットホームな職場です」とアピールしても反響が鈍いように感じます。転職者はどんなことを知りたいと思っているのでしょうか?

    応募してもらうために「読んでみたい求人票とは?」を検討してみてください



    転職者は求人情報でどんなことを知りたいのか?
    参考となる以下のデータが厚生労働省ホームページに公開されています。


    ■ 転職活動で企業に提示してほしいこと
    選択項目の全体ランキング上位は、以下の通りです
    ・募集している職場の具体的な仕事内容やミッション:21.5%
    ・勤務時間や休日休暇、リモートワーク実施率等働き方に関する詳しい情報:14.1%

    年代別にその傾向をまとめると
    ・20代:勤務時間・休日などの働き方を重視
    ・30代:職場のメンバーを含めた働き方を重視
    ・40代:仕事内容・職場メンバー・企業戦略を重視
    ・50代:募集職種のミッションや成果の評価指標を重視・企業や組織の戦略・目標も重視
    各年代の傾向が見てとれる結果となっています。



    ■ 知りたくても自分で調べきれなかった情報
    こちらも年代別の集計結果が公開されています。
    全ての年代で「職場の雰囲気・社風」が過半数を超え、「社員の定着率」・「仕事内容」などがこれに続きます。


    「自分が働くことになる職場の雰囲気・社風は、なかなか知ることができない」
    そんな転職者のジレンマが垣間見れる結果となっています。

    競合多数な”売り手市場”で応募してもらうには、先ずは自社求人が求職者から
    選ばれなければそこから先はありません。

    12年前から一貫してお伝えしていますが「求人とは、集客。求人票も広告です。」
    「選ばれる広告」と「選ばれる求人票」の共通した特徴は、
    「読者の興味・関心・ニーズに応えたコンテンツ」であること。
    自社の求人票を求職者に選んでもらい、応募に繋げる。その本質は、広告と同じです。

    今回ご紹介した転職者の興味・関心に関するデータは、見方を変えれば
    「これを知ることができれば、応募に前向きになれる情報」つまり
    「求職者に選ばれる求人票」となりうる"ネタ"と言えます。

    求人票も伝え方・見せ方次第で反響が変わります。
    機会があれば、みなさんの求人票をチェックしてみてください。

    図表出典:厚生労働省 第201回労働政策審議会職業安定分科会資料【資料2】

    (回答日:2024年9月9日)

回答した専門家
人事、組織

野間 信行

今や人材確保は、経営の最重要課題。「求人から相談できる社労士」が御社の採用活...

■お金をかけて募集しても・・ ■どこに求人をだせば・・ ■なにをどうアピールすれば・・
「求人とは集客、求人票も広告」です。「どこに出すか?」よりも「だれに・なにを・どう伝えるか?」
”応募がある求人”その考え方の本質は、広告・広報のそれとなんら変わるところはありません。
2012年開業以来、求人票一筋。求人票診断から具体的な書き方の助言まで。
”求人票コピーライター”が全方位でサ...

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