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海外見本市へのオンライン出展、海外企業とのオンラインでの交渉ポイントは?

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  • 海外見本市へのオンライン出展、海外企業とのオンラインでの交渉ポイントは?

    海外見本市へオンラインで参加する際の準備や、オンラインで出展をした後のフォローはどのようにすれば良いでしょうか?また海外企業とオンラインで交渉をして成功させるためのポイントや注意点について教えて下さい。

    オンラインでの海外見本市参加にはリアルと異なるポイントがあります。


    近年オンラインでの海外見本市への参加が増加し、従来の対面で開催された展示会とは異なり、遠距離でも参加しやすい利点のある反面、相手に意図が伝わりにくいため、新たな対応ノウハウが必要とされています。
    オンライン見本市では、現地会場へサンプルを送付することが出来たとしても、商品紹介や商談はインターネットで行うこととなるため、資料として「商品情報シート(商品によっては成分表も)」「商品 PR 資料」「価格表」の 3 点を準備します。必要に応じて「会社概要」「カタログ」もあればさらに解りやすくなります。なおオンラインで画面共有する場合も多いので、画像に映る文字や写真の大きさに注意してください。またファイルサイズは1 ファイル当たり 2〜3 枚までにされると、時間的制限のあるオンライン商談を完結なものとし、回線への負担も少なくて済みます。動画で見せることも極めて効果的なツールですが、商談目的用には1分程度で商品やサービスを説明できるものが効果的です。
    効率的なアピールが求められますので、商品の特徴、開発ストーリー、予想される購買層、生産地域の特徴、価格といった情報を、整理したうえで参加されることも重要です。
    事前に名刺の PDF ファイルを用意され、チャットボックス等で商談中に送ると、名刺交換の代わりとすることができます。商談時間が限られている場合が多いですので、自社のWEBサイトアドレスや事業紹介を送っておき、どのように進めるか事前に想定しておくことも有効です。商談時の自己紹介時間は短くまとめ、特に通訳を使う場合は、実質半分の時間となることと、平易な言葉を使うことに注意が必要です。またインターネット回線については事前にテストをしておき、接続が良好であれば、パソコンとスマートフォンといった複数機材を使って会話と商品説明を並行して行う、複数人で参加して質問への対応が迅速に行うなどといった対応も行えます。なお1 回のオンライン面談で商談が成立することは中々ありませんので、最後には今後の段取りや連絡方法などを確認、商談実施後はすぐにメールでフォローすることが大切です。

回答した専門家
海外取引

山本 雄彦

海外取引・貿易などの「グローバルビジネス・サポーター」です。アクティブかつ真...

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