今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
ネットなどで「人材採用には『求める人材像の明確化』が大事です」などといった話を
よく見かけます。どうすれば明確にできますか?
求人の原点に戻って、順に明確化することをお勧めします。
求人ノウハウ・求人戦略でよく語られる
「求める人材像 / 人材要件の明確化」
ですが、実際には言葉で表現し、自社で共有することは難度が高い作業。
ともすれば、その人材像は”よくある言葉”で表現された
"あるある人材像"になりがちです。
たとえば、採用ページなどでよくみかける
「コミュニケーション能力がある人」
このままでは、
・営業系職種に必要な対外的コミュニケーション能力
・事務系職種に必要な対内的コミュニケーション能力
どちらを求めているかよくわかりませんし、
その具体的なスキルも不明瞭です。
「求める人材?だれでもいいから採用できればそれでいい」
そんなわけはありません。求人の原点に戻ると
「うちの会社のこの仕事で、しっかり成果を出してくれる人材」を求め、採用したいはず。
明確化のプロセスで大切にしたいのは、その原点です。
1.【ジョブ】:求人する職種
▽
2.【タスク】:仕事の内容を細かく分解したもの・作業
▽
3.【スキル】:仕事をするのに必要な技術・技能
・日々その業務は、どうやって進めていくのか?
・どんな人とかかわって、どんなツールを使うのか?
・そのためにどんな経験・スキル(技術・技能)があることが望ましいか? など
このように、【ジョブ】⇒【タスク】⇒【スキル】の順に
ブレイクダウンして「求める人材像」を明らかにしていくことは、
面接基準の策定や求人票のコピーライトにも転用できるリソース
一気通貫した自社の求人戦略の幹となります。
ちなみに、2020年3月に厚生労働省が運用を開始した
「職業情報提供サイト(日本版O-NET)」では、
約500の職業情報から職務要件の明確化・可視化を
サポートする「企業向け人材採用支援ツール」を実装しています。
このようなツールを活用して、
自社向けにアレンジしていくこともひとつの方法です。
「今、自社が求める人材とは、どんな人?」
求人広告を出す前に・採用面接を行う前に一度検証してみてください。