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高齢化IoT時代に小さなお店が生き残る為にすべき事はありますか?

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  • 高齢化IoT時代に小さなお店が生き残る為にすべき事はありますか?

    金物雑貨店を父の時代から商店街で営業していますが、高齢化も進み若い人たちは来店してくれないし、IoT時代と云われても何をして良いかわかりません。
    小さな個人商店が最低限すべき事があれば簡単に教えて下さい。

    ポイントは大きく2つです。子育て世代の確保とお金の決済方法です。


    Industry4.0やFintech2.0にIoT時代はオムニチャネルOmni channelで・・などの横文字ばかりで商売をするうえで実際にどうすれば儲かるかがピンときませんよねぇ。
    簡単に説明すると更に高齢化が進むと商店街にお客が居なくなる。なぜなら今の子育て世代は共働きでお買い物は夜か週末に大型モールに家族で買い物に行く習慣がついているからです。またスマホ・インターネットの普及でネット通販も一般化していますので益々商店街に来る人は減っています。もう一つの波は子育て世代中心に広がるポイント制度からのキャッシュレス化です。企業は人口減少に伴いポイントを現金化させる事でお客の囲い込みをプリペイド方式で実現させています。
    今後の手順としては個人経営の金物雑貨店の状況を考えると不良在庫が多くあると予測されます。古い物や死筋商品は現金化する為とお店のスペースを空ける意味で、C to Cのメルカリやネット販売の楽天などと契約して安く販売しましょう。在庫が減れば既存の商品売り場を20%ほど縮小して、25〜45歳の子育て世代が好む新しい商品を損切販売したお金で仕入れて新コーナーを設置して下さい。
    集客の手順は「孫割」と題しておじいちゃんやおばあちゃんに孫を連れてきてもらい親も巻き込む戦略です。週末に定期的イベントの実施で孫と来たら割引など・・
    出来れば商店街で取り組むと20%街が若返り浸透は早くなります。
    次のポイントは政府が2020年を視野に入れたキャッシュレス対応です。外国人の来る宿泊施設・商業施設・観光施設でのキャッシュレス化を100%として、2027年は国内小売の40%をキャッシュレス化する事を目指しています。折角、子育て世代の商品を揃えイベントを実施して来店してもらい衝動的に購入してもらうPOPを作っても、支払いがクレジットカードや交通機関のプリペードカード、或いは、今後支払いの中心になるであろうQRコード決済、お財布携帯機能に対応していなければ、売り上げは伸びない事を理解して下さい。店内に食料品もある場合は軽減税率の対象になるので、対応レジを購入する場合は補助金が支給されます。
    まとめるとお店はお客の若返りを図る為に商品の若返りと、時代に合ったレジの決済手段を多く持つ事で、店舗売り上げやネット販売でも役に立ちます。

回答した専門家
店づくり・店舗運営

堀越 昭夫

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