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現在個人事業として活動しておりますが、法人化しようと思っています。法人化したときのメリット・デメリットを教えて下さい。
法人化にはたくさんのメリットがあります。
法人化した場合のメリット・デメリットですが、まずはメリットとして以下のものがあります。
1 社会的信用の増大する
一般的には、法人の方が事業を行う上で得意先や仕入先などからの信頼を得やすいと言えます。銀行からの融資などの際も、通常は法人である方が融資を受けやすいでしょう。
特に規模が大きくなればなるほどこの信用度は重要になってくると思います。
2 法人名義で銀行口座を開設できる
こちらも同じように社会的信用につながります。
3 節税できる
税金の計算は基本的に一般に利益が多ければ多いほど、法人の方が有利な計算構造になっています。その他社宅や生命保険等を使って節税も可能です。
4 事業を継続しやすい
法人は資産が個人資産と区別され相続等の際は問題が生じにくいです。
5 決算期を自由に選べる
個人の場合は1月〜12月と固定されていますが、法人の場合は自由に決める事ができます。
6 大企業との取引も可能になる
新規の取引先について「法人にでなければならない」と規定している企業もあります。
7 事業資金の融資が受けやすくなる
融資を受ける場合、銀行などの金融機関で審査を受けることになりますが、ここでも個人より法人の方が社会的信用があるので融資を受けやすくなります。
8 返済不要の各種助成金がもらいやすくなる
法人化にすれば、優秀な人材を集めやすくなり、雇用をすれば様々な助成金を受けやすくなります。
次にデメリットとしては以下のものがあります。
1 設立費用がかかる
定款認証や登記の際に費用がかかります。
2 会計や税務申告が複雑
個人に比べ、法人の方が会計や税務申告が複雑になり、税理士等専門家に依頼しないと対応できないケースが多くなります。