今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
高齢社化で手伝いを必要とする人が増えています。また女性の社会進出も多くなります。結果的に女性の時間的な自由が減る事で、家事を代行してくれる人を探すのではないかと考えて起業したいと思います。将来性はありますか教えて下さい。
家事代行業や掃除代行、便利屋は今後 必要不可欠な存在になります。
家事代行業に着目した事は素晴らしいと思います。
時代的背景を説明すると、高齢化で2025年には団塊の世代が後期高齢者になります。
問題になっているのは軽い認知症の人が増え車の免許証を返納する人が多くなると予測されています。介護保険の予算は増加しますが1人当たりのサービス時間は減少する可能性があります。これをカバーするのがある程度 裕福な高齢者対象に対して民間のヘルパー(家事代行者)が必要となります。現段階でもこのような事例があります。おばあちゃん一人で大型犬を飼っているが、足腰が悪く毎日犬を散歩に連れて行けないので、便利屋 家事代行業者 ペット屋に月間契約をしている例です。追加で数日に一度は買い物をお願いするケースも徐々に増えています。
働くお母さんが増える事で、食事の準備、掃除の時間の確保が難しくなり、お惣菜 冷凍食品を利用する主婦が増えています。当然この状態では本格的な清掃が難しいので、年末年始などはお風呂 トイレ 台所の換気扇などの時間のかかる清掃依頼は年々増加しています。数は少ないですが働くお母さんが残業で保育園に子供を迎えに行く事が出来ないので、急遽、家事代行業者、便利屋に依頼してくるケースも出てきています。
また、晩婚化で一人暮らしの女性が増えています。たとえばベッド(一般的家具)を購入した場合、自宅で組み立てる時、一人では時間がかかるので便利屋に依頼するケースも増えています。以上の状況からビジネスチャンスは十分にあると思います。
実際に開業する場合、大切なことはお掃除に対する知識です。フランチャイズなどの掃除屋、便利屋はプロとしての研修を受ける事になります。しかし自分で開業する場合は家事代行で出来るレベルをお客様に理解してもらう事が大事です。見積の時に作業内容の説明をして下さい(自分が出来る内容・基準・メニユーの準備が大切だと思います)
一例ですが、お掃除代行のプロは、専門的清掃道具 機材を使う。専門の洗剤を使う。分解清掃が基本ですが、家事代行の場合は、訪問する家庭にある清掃道具で 家庭にある洗剤を使わせてもらう。主婦の手の届く範囲で分解清掃はしないが原則です。
その為に自分が出来る仕事量と時間給の設定からスタートして下さい。
通常の家事代行業の範囲であれば許認可制ではないのですぐにでも開業できます。