今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
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餃子専門店を開業する予定です。チラシを開店時に配る方が良いと先輩に言われましたが、チラシの配布で売上げが上がるのですか? また、看板は付ける予定ですが、どの様に考えれば良いか教えて下さい。
チラシの効果は、マーケティングの立場から開店後の売上げ確保に必要なデーターになります。もちろん看板は重要なので一緒に説明しましょう。
突然ですが○○さん ご自分の店舗が池の真ん中にあると思って下さい。池全体が仮説商圏と位置づけましょう。
○○さんは餃子と言う餌で魚釣り(お客)をしているイメージをして下さい。
魚は偶然目の前にある餌に食いつきます。
最初の開店時に池全体に撒くチラシは撒餌と考えて、釣れた魚(お客)の住所をデーター化すれば自分の餌に食いつく魚のポイントが明確になります。
次回からは、ポイントに集中的に撒餌をすれば、新規の顧客確保がしやすく効率的であると考えます。
新規の顧客は当然店舗を知りませんから、チラシを見ても場所がわかりません。
撒餌であるチラシの使命は①餃子が美味しそうで行ってみたいと思わせる事、②初めてでもすぐに行ける分かりやすい店舗までの地図がある事の2点です。
ここで折角、お客が店のそばに来ても店に気付かなければ、マイナス効果になるでしょう。よって池で一本釣りをしているのですから疑似餌(看板)を目立たせる必要があるのです。
簡単にまとめて見ましょう。
チラシ作成のポイント①顧客の商圏分布調査で今後のチラシ投下地区と枚数を決定する事で次回からのコストパフォーマンスが可能ですし、費用対効果も上がります。
②初めての人にチラシを見てもらう為には、注意→興味→連想→比較検討の要素が盛り込まれていなければなりません。チラシ自体が目立ち、餃子のビジュアルな写真で興味を持ってもらい食べたいと連想させる事です。かつ、他店との違い(差別化)があれば最高です。
次に看板ですが、お客が店舗を決めるときは0.5秒で判断すると言われています。
よって、看板は視認性的には遠くから何屋かが理解できる事、近くに来れば一押しメニューがわかる事がポイントですが、チラシ同様に店頭は、注意→興味→連想→比較検討の要素を考えて看板を設置しましょう。
もしも、「お客が魚だったらと・・」で説明しましたが、理解して頂けましたか。この原理原則を守れば新規開店する餃子店は必ず成功します。頑張って下さい。