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家事代行サービス業で開業を考えています。家事代行サービス業といえばどのような業種があるのでしょうか。また、開業を行ううえで許認可等は必要になるのでしょうか。
代表的な家事代行業サービスは、ベビーシッター、ハウスクリーニング、訪問介護、惣菜宅配などが上げられます。事業内容によって許認可のいる業種、いらない業種があります。
【この業種の特徴】
高齢化や核家族化の進行、所得水準の向上により家事代行サービスの需要は確実に伸びてきております。しかし、参入障壁が高くないことから参入業者が増え競合が多い業種でもあります。よって、創業準備では、競合との差別化、お客様が自社を選んでいただけるメリットを十分に検討する必要があります。
【この業種の開業資金の目安】
事業所規模やサービス内容や客層によって、売上や経費(店舗や施設を持つ場合)が大きく異なります。家事代行サービス業で営業活動を行う上で、開業資金の目安として300万円以上は、欲しいところです。なお、本資金には設備(車や備品等)投資は含んでおりません。あくまでも営業活動資金として試算しております。
【この業種に必要な許認可と問い合わせ先】
1.ベビーシッター:必要とする資格や認可はありません。
2.ハウスクリーニング:必要とする資格や認可はありません。
3.訪問介護サービス:「介護保険サービスの事業者指定」を受ける必要があります。大阪府の場合では、大阪府健康福祉部高齢介護室に行けば、指定申請に必要な書類と記載方法についての説明書を入手できます。また、大阪府健康福祉部高齢介護室のホームページで申請の受付期間の情報を見ることができます。
http://www.pref.osaka.jp/korei/kaigohoken/index/index.htm
4.惣菜宅配:食品の製造・処理・販売を行う場合、食品衛生法で定められた営業許可が必要になります。申請・問い合わせは地域の保健所になります。
* 上記の業種で業務請負ではなく、人材派遣に該当する場合は、労働者派遣事業法に基づく人材派遣業の許認可が必要になります。人材派遣に該当する場合は、大阪労働局が実施している、人材派遣事業の設立の説明会に参加することをお勧めいたします。
詳しくは、http://www.osaka-rodo.go.jp/jigyo/hakenjigyou/ をご参照ください。
【この業種を立ち上げるときのポイント】
まずは、競合企業の商品・サービスについて、自社の商品・サービスが競合に対して優位性があるかを調べる必要があります。優位性が確認できれば、商品の魅力度と営業力の強化に努めます。これにより、お客様が増えだしてくれば、人や店舗等のハード施設の強化を図ることをお勧めいたします。開業当初のリスクを減らすために、大きな投資を始めに行わないということです。身の丈にあった成長スピードが事業成功のコツです。