今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
スタイリストの求人をしても応募者が年々減っています。
専門学校を卒業する新卒を採用しても1〜2年で退職してしまい、店舗としては常にスタッフが不足した状態が続いています。
良い求人方法と新卒を辞めさせない方法があれば教えて下さい。
スタッフがZ世代に入れ替わったので色々な仕組みを考え直す必要があります
今のY世代・Z世代の特徴として苦労や努力なしで承認の欲求が強いため、自分が評価されないとお店をブラックと位置付ける傾向や上司や他に責任転嫁する傾向が強くなっています。
特にZ世代はスマホネイティブ(生まれながらスマホがある生活)なので、先輩や上司から指導されることより、スマホの検索で答えを出すことが自分の力と勘違いしている人が多い事も理解して、社内の体制を考える事が必要です。
30歳前後のY世代も同じ傾向があり、自分を高く評価するお店やアシスタントとして下積みをしなくていいお店を探す傾向があります。本人の自己実現として独立開業する苦労をせずフリーランスになるスタイリストが多くなったと思ってください。
こうした状況を踏まえて自分の店舗のスタイル(営業方法)を考え直すことが必要です。
① スタイリストとアシスタントの組み合わせで回転率を上げて売り上げを伸ばす。
② スタイリスト一人でフルサービスをすることでサービスを充実させ単価を上げる。
③ 店舗運営をフリーランス用店舗・面貸し店舗・カラー専門店・縮毛矯正専門店などに変
更し、店舗を増やしてトータルで利益を伸ばす。
スタイリスト一人当たりの主担売り上げは年々低下しているので、店舗の収益構造を変える必要があります。個室で縮毛矯正専門に特化して、高単価にする事も出来ます。
スタッフの退職率を下げるためには、ゲーム感覚で店舗内の役職を増やし、半年おきに昇進できる体制を考えたキャリアパスを作る必要があります。しかも、ゲーム感覚で自分のレべルを把握して、次のステージに自ら進みたいと思わせる仕組みです。
また、店舗内のルール変更も効果はあります。変更した内容などを求人欄で訴求すると問い合わせが増える可能性はあります。
例えば、若いスタイリストが嫌がっている事は① 営業時間外での会議、研修など拘束時間が長い ② 休日が少ない 長期休暇がない ③ メンズ・レディースの両方をカットしたくない ④ 肉体労働なので生涯できるかなどの不安があります。これらをルール変更することで退職率は減少して、新規スタッフの採用も増える可能性はあります。