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ウイズコロナ時代における居酒屋開業のポイントを教えてください。

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  • ウイズコロナ時代における居酒屋開業のポイントを教えてください。

    元々新型コロナイルスが流行する前から居酒屋を開業したいと勉強していましたが、新型コロナウイルスの影響で勤めていたお店が閉店しました。これを機に独立を考えています。コロナ禍でも成功するポイントがあれば教えて下さい。今までと考え方に違いがありますか?

    新型コロナウイルスの影響を考えるより、商売のやり方が変化していることを理解する方が大切です。


     コロナ禍でも数多くのお店が新規開店しています。コロナ禍の開業であっても繁盛しているお店の特徴を考えると、経営者の考え方とインフラ・客層に違いがあると感じます。
    2019年以前 からの環境変化を考えると、居酒屋の利用方法が少し変化したように感じます。2019年までは 仕事関係の飲み会は日常的でしたが、近年、若い人が仕事関係の飲み会を嫌がる傾向が強くなりました。
    令和時代になり、居酒屋のターゲット層である20〜40歳位の人はネットネイティブ、一部はスマホネイティブで、仕事の延長や複数人の飲み会を好まない傾向があります。現在50歳以上のお客様は新型コロナウイルスの影響で呑む回数も減り、遅くまで呑むことも減少しています。即ち社会は世代交代されており、令和の人々は自分の価値観でSNSを中心に、行動していると考えられます。開業後10年20年とお店を続けるならYZ世代をターゲットにした経営を目指して下さい。
     難しい表現ですが、おひとり様でも入り易く他のお客様とも距離が近いスタイルのお店です。レストランなどはボッチ席や個室により外部と遮断されることを好みますが、居酒屋はコミュニティーとしてオープンで入り易く帰りやすいお店がYZ世代に受けていると思います。
     また立ち飲みならおひとり様も多く小皿で本格的な料理を提供をしますが、短時間で帰る人も多いです。だから回転率が良いのです。
     但しこのYZ世代を集客するためにはほとんどのお店の主人がSNSを活用して「集客=お客様」と知り合い感覚になっていることが特徴だと思います。店内では、「SNSを見てきました。」などの会話が聞こえてきます。
     居酒屋開業のポイントをまとめると、時代の変化についていくことです。
    元々ある居酒屋の業態でターゲットを変化させ、売る場所(立地)、売る方法(お店の規模)、売り方(提供の方法)を変えることによって価格帯も変化します。
     昭和・平成感覚の店舗前看板などでの集客理論は絶対必要ですが、街中のポスターを見るとYZ世代は2次元のアニメのポスターに反応しています。また店舗告知活動もチラシからSNSに変化しています。
     40歳以上で独立する方は、客層の変化を理解しましょう。既に旧タイプで開業している方はグルメサイト などを活用して集客を図り、お店のSNSで友達作りをし、お客様と繋がることを意識するのも良いと思います。
    パラダイムの転換でチャンスが一杯の飲食業界で是非頑張って下さい。

回答した専門家
店づくり・店舗運営

堀越 昭夫

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