マーケティングオートメーションとは何でしょうか？

マーケティングプロセスを自動化することにより生産性の向上をはかる仕組みのことです。

マーケティングオートメーション（以下、MA）とは、「見込み顧客や顧客に自社のサービス（商品）をまずは知ってもらう。さらに興味を持ってもらう、そして最終的に購入してもらうというプロセスをソフトウェア（ツール）にて自動化しようというもの」です。

かつてのような見込み顧客情報（ニーズなど）を、人手と時間をかけ収集・蓄積し顧客化する手法は、煩雑でさまざまな経費も発生します。現在は、インターネットの普及によりそれらの情報の収集、分析が迅速かつ大量にできるようになりました。

従来、見込み顧客の開拓は、いわば暗闇に手探りで宝石（顧客）を探し出す作業です。
MAは、仕組みを活用することで暗闇の中で光る宝石の原石をピックアップし、少し時間をかけて磨き上げ（顧客化する）ます。それが自動で行われるというイメージです。

昨今では、多くの消費者が商品の購入を検討する際、インターネットからその商品の情報を収集し、購入を決断した際には同品質・同性能の複数商品を比較した上で購入という行動をとっていると思われます。

MAなどのツールを活用し自動化すれば、自社商品の情報にアクセスをしてきた見込み顧客に対して、速やかにメールやポップアップで他社製品との差別化を知らせるなど、プラスアルファの情報を提供できます。

さらにMAは、継続してアップデート情報を提供することもできます。
その後のアクセス頻度、間隔、閲覧箇所・時間等の行動履歴を分析することにより、購買意欲の度合いを推測し、個別案件として営業部門に引き渡すという対応が可能です。

ただし企業によって課題はさまざまです。そのため、優れたツールであっても使い方によっては成果につながらないこともあり得ます。

何よりも自社の課題解決につなげるための戦略が必要であり、ツールもそれに沿ったものを構築することが重要です。