今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
個人で飲食店を経営しています。スタッフがすぐに辞めてしまい、求人の採用経費もかさみます。
何が悪いのでしょう?どのようにすれば続くのでしょう?
一生懸命やっていますが、もうどうすればいいのか、全く分かりません。
「3つのC」を参考に、受け入れ体制を整えて下さい。
いつも新人スタッフが続かない個人の飲食店が、ついやってしまいがちな失敗事例や注意点を「3C」として、まとめました。以下の全ては“初出勤日(または面接日)までに、取り組んでいただきたいこと”です。
① クレンリネス(Cleanliness)「清潔」
② チェック(check)「確認」
③ コミュニケーション(communication)「伝達」
まず①クレンリネス「清潔」は、例えば、トイレや更衣室や荷物置き場、バックヤード等の清掃・整理整頓をしておきましょう(特にトイレが一つしかない場合は女性スタッフが快適に感じるかどうか?)。厨房内や、面接をする場所も同様です。また、新人スタッフに渡すユニフォームは、可能な限り新しい状態のものを用意しましょう(できればクリーニングのタグが付いてあるものが望ましい)。今どきは、男性も清潔な職場環境を望んでいます。
②チェック「確認」においては、伝えたい内容はできるだけマニュアルにし(見える化)、伝える項目の順等も、ある程度は決めておきましょう(場当たり的な使い方をしない)。更に可能な限り、OJTとOFFJTは、別の日やタイミングで実行しましょう(混ぜて教えると、新人スタッフの頭の中が混沌としてしまいます)
③コミュニケーション「伝達」は、できれば新人スタッフ、一人に付き一人、指導の担当者を決めておきましょう(教えた内容が「人によって違う」等を避けるためです)。 また「期待している!」「やっと来てくれた!」等、過度な圧が伝わるような言葉をかけないようにしましょう(初日から余計なプレッシャーを負わせない方がよいので)。
新型コロナウイルスの影響で、求人市場は「売り手市場」から「買い手市場」へと、急激に変化しました。ですが、いくら藁をもつかむ気持ちや環境で入社された方でも「迎える体制」が、整っていない職場では続きません。準備不足のバタバタ感や、雑な指導環境は、早期退職に繋がります。ウイズコロナで、時間がある今の時期に見直され、万全の体制でお迎え下さい。