今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
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ラーメン店を経営していますが、競合店も多く集客に困っています。街には外国人が観光で来ているので、外国人が来店してくれればと考えています。外国人に来店してもらえる方法があれば教えて下さい。
外国人が来店してくれる方法はあります。安心して下さい。
年間4000万人の外国人が訪日する時代に進んでいる事と、国内は少子高齢化で消費人口が減少している事から外国人の取り込みは大変良いビジネスチャンスです。
外国人が頻繁に店舗前を通過しているとすれば、日本人の集客方法と同じく購買心理を活用すべきですが、タペストリーなどで注意・興味を引く為にはビジュアルが大切です。外国人は日本語が読めないのでタペストリーやメニューに外国語表記を入れる事です。外国人の中には豚肉・牛肉を宗教上食べない人もいるので宗教上の配慮を外国語表記する事が大切です。特にラーメンは世界的に有名な日本食ですので外国人の関心は高いです。必要に応じて外国人用スープを宗教上の配慮から考える事もありです。また経済産業省は「おもてなし規格認証」制度をスタートさせています。簡単に説明すると日本の世界に誇れる「おもてなし」精神を意識して外国人をもてなそうと考える取り組みです。その中にも外国語表記でメニューや告知板などを作成する事やスタッフの外国語対応・HPの作成などが記載されています。認定店から3星店までランクがありますのでスタッフのモチベーションにもなると思います。お店的には①サービスの見える化②公的支援対象③生産性・経営品質向上に繋がり、外国人客が増え一石二鳥です。大阪は年間720万外国人が来ていて国別でみると中国・韓国・台湾・香港・アメリカの順です。英語表記以外でも中国語・韓国語表記は必須となっています。できれば外国語表記は複数国にすべきです。外国人は自分たちのネットワークで情報が配信されているので外国人対応ができるお店は外国人が数多く来店する結果になります。この際、本格的に「おもてなし規格認定」制度を活用してメニュー・看板・ポスター・ホームページなども外国語表記にする事で外国人客を取り込みましょう。これを機に異文化や習慣の違い、宗教の食事制限などをスタッフに教える事で日本国内でのグローバル人材を育成できるかもしれませんね。また外国の観光客が増えると留学生のアルバイトも増える傾向があります。求人難の時代に有難い現象です。「おもてなし認定」制度を活用して時代の流れに乗ればビジネスチャンスになる事は間違いないと思いますので積極的に取り組んで下さい。きっと成功すると思います。