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デザインは大切と考えていますが、良し悪しも判断できない上、デザイン費は高いイメージがあります。お金を払ってまで、デザインするメリットは何ですか。
売上向上や下請け脱却、採用力、人材定着につながります。
中小企業は、自社の商品やサービスにこだわりがある、優れた製品や技術をもっている、応援したくなる取り組みをしているといった魅力が十分あるにもかかわらず、それをPRしていない、活用できていない企業が多いです。
そうした魅力は、企業の収益に貢献しているものですが、損益計算書(P/L)や貸借対照表(B/S)に直接表れるものではなく、無形資産や知的資産にあたる企業の資産です。はっきりと形や数字となって目に見えるものでもなく、伝わりにくいものですが、デザインが関与することで、その魅力を人々に伝わりやすいようにできます。
つまり、デザインは、デザイナーが行うビジュアル面の表現や制作工程を指すものではなく、企業がもつ経営資源を、人々に具体的にアピールするための手法になります。
企業全体や、その経営資源をもとに創られた商品やサービスのデザインをしていくことは、ブランディングという行為です。
ブランディングを言い換えると、企業がユーザーに対して何を大切にして、どいうった取り組みをするかという「意思表明」です。デザインを媒介として、企業が、企業活動や商品・サービスに込めた意思や意図を、わかりやすく伝えていきます。
ブランディングに取り組むことで、商品やサービスの独自性をアピールでき、売上や利益率の向上につながります。また、下請け企業が商品開発にデザインを活用することで、自社の強みに基づいた新たな価値をもつ商品を創出し、下請け脱却につながることもあります。
また、採用にも効果があります。ホームページや採用ツールのデザイン・リニューアルすることで第一印象が良くなるのに加えて、自社の特長が伝わりやすくなり比較検討の対象になる、選ばれやすくなるといった効果が生まれます。
デザインに投資することで、様々な側面で企業の競争力を高めることにつながります。