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大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

「広報担当者に必要なスキルとは何でしょうか?」

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  • 「広報担当者に必要なスキルとは何でしょうか?」

    会社も少しずつ大きくなって、広報担当者を選任しようと思いますが、どう言う人物が適任でしょうか?必要なスキルと言うのがあれば教えて下さい。

    信頼でき、好奇心旺盛で、また社長にも物申せる人を


    さすがに「広報部」までは、会社の規模からは無理だと言う企業も、広報担当を明確にしておくことは良きことかと思います。また名刺に「広報担当」と記載すれば、記者の側からも話しやすくなるので、情報発信の上では大変得策かと思います。その「広報担当」を選任する際に間違ってしまうのが、「口の立つ人間が良いのでは?」と言う発想です。
    広報と言うと「広く知らしめる」仕事と誤解するので、そういう発想になるのですが、「広報」=「PR」。PRとはパブリックリレーションズのこと。日本語で言うと「公とどう関係を築くか」と言うことですので、「口がたつ人」よりも「信頼のおける人」を第一に選んで下さい。記者が「あの人が言うのであれば」と思ってもらえるような方を選びましょう。
    また、好奇心が旺盛で、新しい情報を「外」から取ってきて、こんな発信の仕方をすればメディアは取り上げてくれるんだな、と言うことを自ら積極的に学んで下さる方がいいですよね。そして、もう一つ重要な要素は「社長に物申せる人」。会社が少しずつ大きくなると「攻めの広報」だけではなく「守りの広報」についても備えなければなりません。「守りの広報」が重要になるのは、「不祥事」等、あまり広く知らしめたくない情報がある時です。
    そうした場合、企業は「隠そう」としがちですが、隠していたことがバレた際にはメディアは牙を向きます。そのため、たとえ社長が「その情報を隠しておこう」と言っても「それはダメです」と毅然と反論出来る人を選んでおきましょう。実はこれ、大事なリスク管理の一つなのです。広報は経営の根幹を握る部署と言う発想で、良き広報担当者を選んで下さい。

回答した専門家
販売促進・広告戦略

大谷 邦郎

「PR」はアイデア勝負!大企業とも対等に戦える分野です。共に知恵を絞り、一緒に...

情報を「発信」することばかりに目を奪われないで下さい。自らを見つめ直すことこそが「PR」「宣伝」「ブランディング」の極意。本当の「強さ」を一緒に掘り起こしていきましょう。そこが、まず重要かと。あとは「アイデア」と「センス」と「行動力」の勝負。プレスリリースの作成、HPの改編、SNSや動画の活用など、共に考え、共に汗を流しましょう。

ライセンス

元放送局の記者(ラジオ報道部長・宣伝部長歴任)

重点取扱分野

費用をかけない「宣伝」「PR」分野を重点的に取り上げます

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