大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

インターネットの掲示板に会社の信用を毀損するような書き込みをされました。

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  • インターネットの掲示板に会社の信用を毀損するような書き込みをされました。

    インターネット上の電子掲示板に,「○○株式会社は詐欺を行っている会社です。注意して下さい。」などと弊社の信用を毀損するような書き込みをされました。何とか削除してできれば書き込んだ者に対して損害賠償までしたいと思いますが,どうすればいいでしょうか。

    発信者情報開示請求や削除請求訴訟を提起する方法などがありますが,問題も多く簡単にはうまくいかない可能性があります。


    電子掲示板に信用を毀損するような書き込みをされた場合には,まずはプリントアウトするなどしてデータを保存した上で,掲示板の管理者に削除請求を行うべきです。
     それでも削除してもらえない場合には,掲示板管理者に対して削除請求の仮処分を求める方法があります。
     書き込み者を特定するためには,まずは掲示板管理者に対してプロバイダ責任制限法に基づく発信者情報開示請求(及びアクセスログの削除禁止)の仮処分を行い,書き込みをした者が利用しているプロバイダを割り出します。そして,次にそのプロバイダに対し,さらに発信者情報開示(及びアクセスログの削除禁止)請求をして書き込みをしたものの住所等の開示を求めます。その上で,発信者に対し信用毀損等に基づく損害賠償請求を行うことになります。
     書き込みの削除や損害賠償の方法としては,以上のような方法がありますが,実現可能性や費用の面でかなり難しい面があります。すなわち,書き込みの削除の場合も損害賠償請求の場合も,掲示板管理者に対して裁判をする必要があるのですが,電子掲示板の代表である「2ちゃんねる」の場合,そもそも管理者がはっきりしない状態(シンガポールの企業に譲渡されたとされています。)ですので,手続自体ができない可能性が高いです。また,仮に掲示板管理者から発信者情報を得られても,書き込みをした者が海外のサーバーやインターネットカフェなどを利用していた場合には,プロバイダに対する発信者情報開示は事実上不可能となります。また,これらの裁判手続は複数回行う必要があり,内容も高度に専門家していますから,弁護士費用を含む訴訟費用も高額になりがちです。
     その意味で,これらの方法は,実現可能性・費用対効果の面で非常に困難な点がありますので,これらの手続に詳しい弁護士とよく相談の上,対応を検討すべきです。

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