今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
私は居酒屋を経営していますが、ここしばらくは売り上げが低迷しています。
大手が携帯でクーポンを出していますが、個人でも出来るのでしょうか?
システム的には専門業者がいますし販促としても効果的と思います。
現在の売り上げ不振は常連客の来店頻度が低下していると考えられます。
常連客の来店回数の不足分を補うには新規顧客の獲得しかありません。
新規顧客の来店動機を促す手段として、大手中心に安売の販促を実施してきたのです。
しかし、時間の経過で新規顧客獲得の費用対効果が悪化し安売りでは集客も利益確保もできなくなり、紙ベースのチラシやクーポンの回収率が低下したのです。
そこで、発想は新規で獲得した顧客の来店頻度を上げる戦略が考え出されました。
今までは常連客の来店頻度の動機付けとしては、メンバーズカードやスタンプカードを配布していましたが、この方法では対象者が常にカードに対する意識を持っていないとモチベーションを維持するのが難しかったのです。
店側がメールでタイムリーにクーポンを送信するとメールを開けて見る確率が高い現在、対象者は無意識に来店動機に結び付く事が高いと実証された内容が日経新聞にも掲載されていました(21年8月)。現場のデータで分析すると店舗のメール会員数に対してクーポン送信後の反応は約10%が反応しています。
チラシの反応率は0.05%なので一目で反応が良い事が理解できると思います。
個人商店の成功活用事例としては雨が降った時のメール配信です。
今から○○時までメールクーポンでドリンク半額と出すと、通常は雨で客数が減る居酒屋で近くにいる会員が割引メールで来店する傾向があり売り上げに貢献しているのです。
すなわち売り上げが欲しいときに店舗側から即座にアプローチできる唯一の手法なのです。
現在は大手は更にツイッターの活用も実験をしていますが、個人店のデータではツイッター会員数の10%がメールクーポン同様に反応して来店してくれています。
さらに会員にフォロー(会員のつぶやきを見る人)している人達も(店舗の会員ではない人)店舗会員のつぶやきを見る事で、店舗の情報が流れ来店動機に繋がり、結果店舗会員数の30%に相当する位の反応があることが分かっています。
大手はメールクーポン等の反応が良い事を周知しているので、割引を抑えて企業情報の提供とイメージアップ戦略でブランド化を図り集客をする手法に変更しつつあります。
個人店の場合はメールクーポン機能に写真も入るので、新メニューや新商品の反応が分かりやすくロスの削減にも繋がっています。
個人の店舗で50人ほどメールクーポン会員が確保できるなら実施する事をお勧めします。
※メールクーポンは携帯対応です。ツイッターは悪い噂も広がりますので当面個人店は携帯メールクーポンのシステムをお勧めします。
管理画面を業者からかりても安ければ6000円ほどです。
メール配信コストはしれているので販促の費用対効果も良いと判断できます。
但し携帯登録をしてもらう為の仕掛けはかなり重要であると判断しています。