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1号店の売上が順調なので、2号店の出店を計画しています。どのような注意が必要ですか?
1号店の売上が順調とは、素晴らしいですね。多店舗化によって経営の安定と利益の確保は事業経営にとって重要なステップです。でも一歩間違えると1号店の売上も低迷する事もあります。どのような点に注意をすれば1号店の売上を確保しながら、2号店、3号店へと店舗拡張がでるのでしょうか?
そのポイントとは?
①1号店の成功理由
②人材
③2号店の立地・業態
です。
①「1号店の成功理由」です。1号店が順調な理由は把握できていますか?明確に判らなくてもOKです。これが理由かな?程度でもOKですので、成功の理由を再確認してください。ここで把握した理由は1号店と2号店にとって重要な意味を持ちます。つまり、1号店にとっては、売上が低迷した際に立ち返る原点になります。2号店にとっては、成功するためのキーワードになります。
②「人材」です。2号店を出店するという事は、オーナーが2号店に行くのか?新店長が2号店に行くのか?ですね。店舗経営を成功させるには、「繁盛させる」という強い意思が必要です。でも実際は優秀な人材はなかなか採用できないのが現実です。であれば、現在の人材の中から、1号店、2号店のどちらかを任せられる人材の育成が必要です。本来は半年〜1年ほどの時間をかけて次期店長人材を育成してゆく事が必要です。
③「2号店の立地・業態」です。1号店との距離、共同仕入れの可能性、人材の共用、顧客の囲い込み等々といった点で戦略が必要です。距離が近い事によりスタッフ人材を共用で活用できるかもしれません。顧客も1号店が満席の際、2号店を紹介する事も可能かもしれません。距離が近いと逆に顧客が2分化し、売上が半減するかもしれません。2号店を出店するメリット・デメリットを考え、色々な視点からシュミレーションしてみて下さい。どのような立地で出店するのか?どのような業態で出店するのか?メリット、デメリットをしっかり見極め、次への店舗展開に繋がる戦略的な出店が必要です。
これ以外にもポイントはありますが、先ずこのポイントを押さえてください。きっと自信を持って多店舗経営する事ができます。3号店を考えた2号店出店が大切です。