今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
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あるフランチャイズに加盟を検討しています。注意すべきポイントはありますか?
フランチャイズビジネスは有望なビジネスである事は確かです。しかし、しっかりと見極めるべきポイントがいくつかあります。そのポイントを見落とすとボタンの掛け違いとなり、「こんなはずでは無かった・・・」という事になってしまいます。
まず重要なポイントとは、
①投資金額
②既存店視察
③売上・利益
です。
①「投資金額」ですが、いわゆる加盟金や店舗取得費、店舗施工費、初期運転資金等々、ある程度の細かい部分まで確認して「イニシャルコスト(初期投資額)+ランニングコスト」を確認して下さい。「本部と加盟店の互いの思い違いで投資金額が狂ってしまい余分な借入が発生した」という話も聞きます。資金は重要なポイントです。
②「既存店視察」ですが、FC本部の方が同行する以外にFC加盟検討者が単独で既存店視察をする事が重要です。その際には、FC本部より売上の優秀な既存店と売上の低迷している既存店を紹介してもらって下さい。もしFC本部が優秀な店舗のみのご紹介しかなければ、独自に他の既存店も視察しましょう。なぜ優秀か?なぜ低迷か?を含めてFC事業を経営する当事者として現地店舗視察をして確認する事が重要です。これが成功への近道です。
③「売上・利益」ですが、FC本部から提示頂く売上・利益の標準モデルパターン以外にFC事業が低調な場合の売上・利益のモデルを作成してもらって下さい。つまり、最低必要売上ライン(損益分岐ライン)ですね。FC事業の当事者となった場合、FC本部が売上を上げてくれるわけではありません。当事者となったFC加盟店が売上を上げ、利益を確保しなくてはなりません。FC本部の提示頂く標準モデル売上を目標として頑張る必要がありますが、最低限度として売上なければ事業が継続できないライン(損益分岐ライン)があります。その売上ラインをFC本部に作成して頂くのです。その最低必要売上は絶対に達成する意気込みと工夫が必要です。
これ以外にも重要なポイントはありますが、先ずこの重要ポイントを押さえてください。きっと自信を持ってFC事業に取組む事ができます。自信を持って事業に取組む事によって、FC事業を成功へと近づける事ができます。