今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
展示品、印刷物、配布物を事前準備し、展示会本番ではブース前を通る人にPRするのですが、なかなか立ち寄ってもらえません。何をどうしたらよいでしょうか?
2秒・3mの法則でブースの運営をすれば立ち寄ってもらえます
2秒・3mの法則で展示会に参加しましょう(1コマブースの場合)。
1.2秒の理由
・自社ブース幅は3mです。来場者が3mを通過するのにおよそ5-6秒かかります。通路をはさ
んだ向こう側にもブースがあるので、来場者が自社ブースに目を向ける時間は半分の2-3秒
です。
2.3mの理由
・ブースの端から端まで3mあります。3m離れた場所から目に入る情報によって来場者はそのブ
ースに立ち寄るか、通り過ぎるかを決めます。決めるための時間は2秒です。2秒・3mの間に
足を止めてもらう魅力的な展示内容になっていますか?
3.展示品はわかりやすいものを通路横に置く
・自社の最新モデルである必要はなく、わかりやすいものを置きます。通路のすぐ横に展示品を
置けば、来場者が触れたり、重さや風合いを感じることができます。触れてもらえばそこから
会話が始まります。
4.文字よりも画像とイラストでPR
・2秒しか時間のない来場者は文章を読みません。一瞬視野に入る情報で、立ち止まるか、その
まま行くか、を決めます。大きなわかりやすい絵やイラストを準備して、来場者に「なに?」
「なぜ?」と思ってもらえれば、足を止めてもらえる確率が上がります。
5.文字は、来場者を主語にした動詞でPR
・2秒しかこちらを見ない来場者に長い文章は禁物ですが、最低限の文言は必要です。空港の
Duty Free Shopの売店では「Buy3 1Free」(3つ買えば1つ無料)、「Save33%」(33%
節約しよう)というような販促POPを見かけます。通り過ぎる人を主語にして「Buy」
「Save」という行動を喚起させる動詞で購買を促しています。これをヒントに自社ブースでの
PR文言を考えましょう。
6.通路側で足を止めたら詳しい話は奥で
・1コマブースの場合、稼働率の悪い商談テーブルと椅子はお勧めしません。通路横で足を止め
た来場者にさらに詳しい説明をするため、奥の詳しい展示品や資料コーナーに導きます。詳し
い話を聞きたい来場者が通路横の展示品前で滞留すると、新たな来場者が展示品を見ることが
できません。相手の関心度や程度に応じて、ブース通路側は「軽い関心度」、ブース奥は「深
い関心度」というように空間を決めて商談をします。