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求人媒体が多すぎて迷います。得意な領域などの特徴はありますか

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  • 求人媒体が多すぎて迷います。得意な領域などの特徴はありますか

    求人を出していますが、CMをみるとスカウトやハイクラスなど新しいものが出てきていて「うちで求人を出しませんか」といった勧誘の電話もよくかかってきます。どれを選んでどんな求人を出せばいいのか悩んでしまいます。

    カオスな状況は否めませんが、一貫して大切なことがあります


    多様化する求人媒体、そのポジションマップは大きく変容しています
    厚生労働省が公開した資料には、その変遷と多様化のイメージが示されています。


    図表出典:厚生労働省 令和4年職業安定法の改正の概要について

    以前は「従来のイメージ」にある通り各求人媒体に得意な領域(テリトリー)があり、
    扱う求人やマッチングする職種・人材などでの「棲み分け」が明確になされていましたが
    現在は「最近の多様化のイメージ」のように
    ・紹介事業者、求人メディア、ハローワークなどの各媒体が扱う求人案件のボーダレス化
    ・おまとめサイトの台頭で、仕事探しは「全部見られるサイト」を活用したサーチへ
    ・ダイレクト採用の増加で活動は「人を集める:母集団形成」から「人を探す:スカウト」へなど、新旧のサービス、過渡期のサービスが混沌とした状況がみてとれます。

    この状況を、求人者(求人企業)の視点でみると、
    「『人材像はこうだから、うちもここで』他社と同じ媒体の選択でよかった時代」から
    「各企業が自社の視点・考え方で適切な求人媒体を選択する時代」へのシフトチェンジしているため「よそはよそ、うちはうち」といった発想の転換が求められていることを意味します。

    とはいえ、どんな時代・状況でも仕事を探している求職者と求人企業との接点・
    入り口が「自社の求人情報や求人票」であることに変わりはありません。

    どこに出そうとも応募がなければ、面接・採用につながりません。
    巷に溢れる求人情報から「応募してもらう」ために一貫して大切なことは
    「まずは、自社の求人票に興味・関心を持ってもらうこと」です。
    つまり「どこに出すか?」よりも「だれに・なにを・どう伝えるか?」
    求人票の内容・質が求人採用成否のポイントであることに変わりはありません。

    求人票も書き方を変えれば印象も変わります。
    だれに・なにを・どうアピールするかをしっかりとご検討ください。

    なお、厚生労働省では以前から「求人広告掲載時のトラブル」を注意喚起しています。
    このようなリスクにも十分ご留意ください。


    出典:厚生労働省リーフレット「求人広告掲載時のトラブルにご注意ください」

回答した専門家
人事、組織

野間 信行

今や人材確保は、経営の最重要課題。「求人から相談できる社労士」が御社の採用活...

■お金をかけて募集しても・・ ■どこに求人をだせば・・ ■なにをどうアピールすれば・・
「求人とは集客、求人票も広告」です。「どこに出すか?」よりも「だれに・なにを・どう伝えるか?」
”応募がある求人”その考え方の本質は、広告・広報のそれとなんら変わるところはありません。
2012年開業以来、求人票一筋。求人票診断から具体的な書き方の助言まで。
”求人票コピーライター”が全方位でサ...

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