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デザイン思考や、UXデザインという言葉をよく聞きますがどういう意味でしょうか?
デザイン思考とは、デザインを行う際のプロセスを用いてユーザーの課題を定義し、解決策を見いだすマインドセットのことです
UXデザインとは、ユーザー目線で価値提供の流れを作ることです。
デザイン思考は課題解決のための思考方法のひとつです。デザイナーによるデザイン製作時の思考プロセスを取り入れたことから、この名前がついています。ここで言う「デザイン」は課題解決へのプロセスのことで、デザイン思考はユーザー目線で課題を解決し、より良いものを作りあげる思考や方法だと捉えてください。
UXデザインのUXは「User Experience」の略で「ユーザー体験」を指します。UXデザインとは「ユーザー目線で体験(ビジネス)をデザイン(設計)する」ことで、言い換えれば「デザイン思考でユーザー体験を設計する」のがUXデザインです。デザイン思考がUXデザインのベースとなるのです。
デザイン思考はアイディアを考える思考方法、UXデザインはアイディア実現のための設計作業と、それぞれ違う行為ですが、このふたつは「ユーザーへの価値提供」という点で繋がっています。
どんなに優れていても、消費者のニーズに合致しなければ商品は売れません。ただ、ニーズに合致したとしても、その商品が売上に繋がるとも限りません。ユーザーが何を求めているのかに共感し、理解し、ビジネスとして持続させる必要があります。
そのためには、ペルソナ設定やカスタマージャーニーマップの作成など、ペルソナの課題とユーザー体験の把握が重要です。それらをもとに、ユーザーが商品・サービスに触れた後の体験まで設計する姿勢が、「デザイン思考でUXデザインをする」ことだと言えます。
デザイン思考、UXデザイン、UI(User Interface)デザインやサービスデザインなど言葉はまだ新しく、戸惑うかもしれません。ですが言葉は難しくても、商品・サービスの価値を技術やノウハウに乗せて、どう伝え売上に繋げるかは普遍的な課題であり、昔も今も求められるものは変わらないのではないでしょうか。