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今はネット求人が主流と聞きます。ハローワークは効果的でしょうか

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  • 今はネット求人が主流と聞きます。ハローワークは効果的でしょうか

    「今はネット求人が主流」と聞いて、いくつかの情報サイトに求人を出していますが、なかなか採用には至りません。ハローワークに求人を出すことは効果的なのでしょうか?

    なにが主流かは「求職者が媒体を選ぶ理由」を知ることも大切です


    「今は、ネット求人が主流ですよね・・・」
    ご相談でもよく頂くご質問ですが、ハローワークにもインターネットサービスがあり、
    そこに「自社アカウント」を開設して、画像掲載やスカウトができることはご存知でしょうか?

    厚生労働省のデータによれば、サイトアクセス数は、
    1日平均で約147万件、月換算すると約4,500万件に及びます。


    ハローワークインターネットサービス
    図表出典:厚生労働省公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績(令和3年11月)

    このアクセス数が多いか・少ないかの判断はお任せしますが、
    「どの求人媒体が主流か?」については、「求職者が、なぜその媒体を使っているか?」といった傾向を見ておくことも有効です。
    厚生労働省の資料によれば、「求職者は、自身のニーズによって媒体を使い分けている」
    そんな事情がうかがえます。
    ■求人企業の詳しい情報を知ることができる
     ・紹介会社:45.4%
     ・ハローワーク:40.0%
     ・企業HPから直接応募:49.4% 
    ■求人件数が多い
     ・インターネットの求人情報サイト:51.2%
     ・インターネットの求人情報まとめサイト:42.2%
     ・紹介会社:34.1% 
    ■手軽に利用できる
     ・求人情報誌・チラシ:60.3%
     ・新聞広告・屋外広告:54.0%
     ・インターネットの求人情報サイト:49.8%
    直近の求職活動で利用している(いた)理由
    図表出典:厚生労働省 第326回労働政策審議会職業安定分科会労働力需給制度部会 資料

    この理由から、企業側の課題をイメージしてみます。
    ■ 求人企業の詳しい情報を知ることができる
     自社求人に期待されている詳しさがなければ・・・
    ■ 求人件数が多い
     自社求人が”その他大勢”に埋もれてしまうと・・・
    ■ 手軽に利用することができる
     そこで自社求人を見つけてもらえなければ・・・

    結局、どこに求人を出したとしても
    ・「求職者の期待に応えていない求人は、みてもらえない」
    ・「求職者に読まれなければ、応募にさえ繋がらない」
    シンプルですが、共通の課題がみえてきます。

    自社求人を応募に繋げるためには
    「どこに出すか?」以上に「なにを・どう伝えるか?」が大切です。

    ハローワーク求人も、今やネット求人と遜色のない機能を実装しています。
    求人票も書き方次第で、その印象はガラリと変わります。
    求人内容・表現をしっかりと吟味してご活用ください。

回答した専門家
人事、組織

野間 信行

今や人材確保は、経営の最重要課題。「求人から相談できる社労士」が御社の採用活...

■お金をかけて募集しても・・ ■どこに求人をだせば・・ ■なにをどうアピールすれば・・
「求人とは集客、求人票も広告」です。「どこに出すか?」よりも「だれに・なにを・どう伝えるか?」
”応募がある求人”その考え方の本質は、広告・広報のそれとなんら変わるところはありません。
2012年開業以来、求人票一筋。求人票診断から具体的な書き方の助言まで。
”求人票コピーライター”が全方位でサ...

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