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新型コロナウイルス感染拡大以降、居酒屋経営が厳しくなったので業種の変更を考えています。今のところ、特に希望の業種はありませんが、知っておくとよい「成功の秘訣」はあるのでしょうか?
5年、10年と続けていける業種かどうか?が、ポイントとなります
業種とは簡単にいうと「何屋さん」か、です。新型コロナウイルスの感染拡大以降、業種の変更を考えられるオーナー様が増えましたので、以下にまとめました。
【成功の秘訣5つのポイント】
①「情報収集したか?」
変更後の業種が現在の自店のターゲット層や客層と同じ・違うに関わらず、改めて一から市場調査などをしっかり行い、「現在の最新情報」を把握してください。よくあるのが、10年前に開業し、若いファミリーをメイン顧客として運営してきたものの、改めて市場調査をすると、ターゲット層の人口が10年前より激減していた等があります。このような場合は、ターゲット層の変更も必要かもしれません。
②「コストは抑えられるか?」
全く違う業種だと、やはり初期投資が多くなります。低コストに抑えることは必須ですが、逆の発想で、ほぼ今の状態で始められる業種は何か?と、考えることもできます。例えば、定食屋からお好み焼き(鉄板焼き)屋に変更なら、厨房内や場合によっては客席にも鉄板が必要になってきますが、麺屋からカレー屋なら、どちらも大きな寸胴鍋を使用するので、厨房内の投資は、ある程度抑えられそうです。まずは「低予算で変更できる業種は何か?」を考えてみてください。
③「流行・ブームだから」④「儲かりそうだから」⑤「レア過ぎる業種」
業種を変える時になるべく避けたい考え方です。どうしても始めたいなら「流行・ブームが去った後の見通し(事業計画)」を、しっかり数字で表してみましょう。ブームが去っても続けていく覚悟はありますか?
また「利益」は絶対に大切ですが「利益のみ追求」となるとコンセプトが徐々にブレていく可能性があります。
そして「レア過ぎる業種」は、自分の周りで結構なので、200人くらいの方に「食べたい頻度・買える価格・好きなメニュー等」アンケートを取ってみて下さい。また、同業他社への調査も忘れずに。客単価や一週間の来店客数を調べることも必須です。
以上ですが、どうしても開始したい場合は、FC(フランチャイズ)形式で加入するという方法もあります。少々、まとまった資金は必要ですが、ノウハウ・成功事例・サポートがあるためスタートや運営がある程度スムーズにできるように作られていますので、精神的・肉体的な負担や準備をかなり減らすことができます。