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自立自走型の組織風土をつくるには?

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  • 自立自走型の組織風土をつくるには?

    自社の社員は言われたことには真面目に取り組むのですが、自発的に課題発見や新しい事に取り組む様子がありません。組織を活性化するためには何からはじめればいいでしょう?

    外部人材との接触の機会を設けることで、社員の視野を広げ、刺激を与えましょう。仕事を任せて行くために評価制度を見直しましょう。


     ITの発達により定型業務が少なくなり、企業では自発的で、外部変化に柔軟に対応する人材が求められています。ところが、与えられた仕事に真面目に取り組んできた人ほど、現在の仕事のやり方に疑問を持たなくなりがちです。
     まずは「社員一人ひとりに何を求めているのか・どのようになってほしいのか」ということを、現在の時代の背景や会社の状況と合わせて、しっかり伝えることが大切です。
     次に、硬直化している組織に刺激を与えましょう。
     例えば、担当業務や組織(チーム)を変更することで、自分自身が新しい仕事や人と接し、新しい視点をもつ機会ができます。
     また、社内だけでは同じメンバーで、同じ仕事のやり方しか学べないため、外部人材を上手く取り込んでいきましょう。
     欠員補充でなく、新しい課題や事業に取り組んでもらうために中途採用をする、または一定の期間だけ他社の人にプロジェクトに参加してもらうなど、新しい仕事のやり方や自分たちでは気づかない視点を教えてもらうことができます。
     中期的には評価の見直しも必要です。減点法の評価では、失敗を恐れてなかなか新しいことにチャレンジする人材が育ちません。目標管理を取り入れ、仕事のやり方は個人にある程度任せたうえで、結果に対しての評価ウエイトを高め当事者意識を醸成します。
    その際、いきなり難しい目標や課題に取り組むのでなく、まずは易しい課題から始めて、成功体験を積み自信をつけることが次に進むきっかけとなります。

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