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MVP(Minimum Viable Product)とはなんですか?どのように作れば良いですか?
MVPとは、顧客のニーズを満たす最小限のプロダクトです。
MVP(Minimum Viable Product)とは、顧客に価値を提供できる最小限のプロダクトのことを指します。
完璧な製品・サービスを目指すのではなく、顧客が抱える課題を解決できる最低限の状態で提供します。
提供後は、顧客からのフィードバックなどを参考にし、新機能の追加や改善点の見直しを図ります。
MVPを作る目的は、想定しているプロダクトの検証です。
「顧客に価値を提供できる完璧なプロダクトができた!」と思っても、実際に市場に出るまではそのプロダクトが本当に顧客に価値を提供できるのかはわかりません。
そこで、MVPを作るのです。
MVPを作って一度市場にリリースすれば顧客の反応が伺え、その反応をもとに自身の想定は正しかったのか検証することができます。
そして顧客の反応に応じた改善を繰り返すことによって、より顧客のニーズを満たしたプロダクトの完成に繋がるのです。
また、MVPを作れば、最適なプロダクト作成に費やす時間・コストを削減できます。
本来、1つのプロダクトを作る場合は、計画段階から市場にリリースするまで膨大な時間とコストが必要です。もしプロダクトリリース後に大幅な修正点が浮上したら、費やした時間とコストが無駄になってしまいます。
しかし、MVPは必要最小限の状態でリリースするので、時間とコストはそれほどかかりません。
さらに、顧客からの反応をもとにプロダクトの根本的問題を早く発見することも可能です。
MVPにはプロトタイプやスモークテスト、プレオーダーなど、様々な事例があります。
どの事例でMVPを作るかは、自社のプロダクトがどの程度までアイデアが定まっているかで決めるとよいでしょう。
例えば、Webサイトを使ってある商品を販売するというプロダクトの場合、コストと時間がかかるシステム立ち上げは実装せず、その商品が本当に売れるのかだけを検証するといた方法があります。
このように、貴社にあった最適なMVPを作ってみてください。