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フランチャイズに加盟して起業する事を考えています。個人で独立するよりリスクは低いと思うのですが、具体的なデメリットがわかりません。フランチャイズで起業する際のメリットとデメリット、注意点等あれば教えてください。
フランチャイズでの起業はメリットとデメリットの両方があります。
フランチャイズビジネスモデルは優れたビジネスモデルです。優れたビジネスモデルと言っても、自分に合っているかどうかは別の問題です。フランチャイズだから安心とか、成功できるとかという保障はありません。自分にとって価値のあるフランチャイズかを見極め、自分自身にとってのメリット、デメリットを把握した上で取り組むべきビジネスです。次にあげるのは、一般的なメリット、デメリットです。両方のバランスを見極め、自分に合ったフランチャイズビジネスを見つけてください。
◆メリット
①ビジネスモデルが完成している
ビジネスモデルとして成功しているビジネスであり、ノウハウが本部に蓄積されています。
②既存店がある(視察できる)
通常フランチャイズビジネスは数店の既存店があり、その店舗での成功事例をパッケージ化したビジネスモデルです。既存店にはFC本部の直営店とFC店舗(FC加盟店が運営する店舗)の店舗があります。
③多店舗のメリットを共有できる(成功情報の共有)
通常店舗は多店舗化する事で各店での成功情報が集まります。フランチャイズはFC本部に情報が集まります。この成功情報を共有する事もメリットです。
◆デメリット
①加盟金が必要
フランチャイズモデルに加盟する際は、通常加盟金が必要です。これは本部から提供されるノウハウ等に対する対価です。フランチャイズビジネスによって金額は異なりますが、通常個人で独立する際には不要な費用です。
②ロイヤリティーが必要
通常フランチャイズビジネスには、毎月のロイヤリティーが発生します。売上に対するパーセントや、席数、広さに対するロイヤリティー等、フランチャイズモデルによって異なります。
③商品の自由度が限られる
フランチャイズは通常FC本部指定の商品のみを販売します。統一したブランドイメージ、品質保持の為です。
◆まとめ
フランチャイズでの起業は、既存店がある安心感、ビジネス収支を予測できる安心感があります。逆に、加盟金、ロイヤリティー等の費用の発生、商品の自由度が限られる等のデメリットもあります。この点を踏まえ、既存店の視察、FC加盟店オーナーから話しを聞く等を経て、自信を深めてから起業に取り組んでください。