今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
目標管理で部下にやる気をもって取り組んでもらうために、上司はどのように目標設定やマネジメントをすればいいのでしょう?
主体的に目標に取り組めるようにビジョンや現状、期待値を共有しましょう。
また目標達成ができるように定期的に面談などでサポート、修正しましょう。
目標管理制度(MBO)とは、社員各人に職務についての具体的な目標を設定させ、その達成度合いによって評価する制度です。
達成できたこと、出来なかったことが明確になるため、成果を重視した評価ができるとともに、社員が自ら目標に向けて動くことでマネジメントもシンプルになります。
あくまで社員本人が主役ですが、個人の目標は会社全体、事業部門の目標とリンクしており、まずは全体を知らせることで自分の役割を関係づけて理解してもらいます。
その上で、低すぎず高すぎず「頑張れば達成できる」難易度の目標設定をすることがやる気を持続させるポイントです。
また、目標は「成果としての数値(定量)」以外に「能力開発」「職務上」の目標など定性的な目標もありますが、いずれも評価の時に判定ができるわかりやすいものにすることが大切です。目標設定時には、設定する目標とともに「どのように達成するのか」という、道筋(イメージ)やアクションプランまで共有できるといいでしょう。
アクションプランができていると、社員が自らPDCAをまわしコントロールが可能になります。だからといって放っておくのでなく、最低でも四半期に1回(月に1回も可)は面談をして、目標に対する進捗度合いを話し合いましょう。
目標達成に向けて順調でない場合は、本人が主体となって修正のアクションプランをつくるようにサポートします。
環境要因などで目標自体が形骸化した場合は目標自体を変更することも考えます。また、途中で目標達成が100%見込めなくなった場合も、「80%は達成しよう」など、しっかり照準を定めてモチベーションが維持できるようにすることが大切です。