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大阪の中小企業支援機関。 大阪産業創造館(サンソウカン)

食堂(飲食店)の客数は高齢者でじり貧だが売り上げを伸ばしたい

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  • 食堂(飲食店)の客数は高齢者でじり貧だが売り上げを伸ばしたい

    商店街で食堂を25年経営している。お客の大半は昔からのお客で高齢化が進み、入院などで日を追う毎に常連がいなくなり経営が危うくなってきました。ここ数年地域的に高齢化が進み新規のお客も来ないしどのように立て直せばよいですか?

    商店街で若年層の取り込み策が必要ですが、自店の新規顧客獲得方法を教えます。


    10年ぐらい前から少子高齢化と世間的に言われてきましたが、大半の商店街は高齢化に的を絞り込み、地域のコミュニティー設置や高齢者割引からスタートして買い物難民対策として①歓送迎をする ②配達(通販含む)をする ③買い物弱者地域に出向き商売をする。3点を強化してきました。しかし2025年問題に向け10年を切った今、商店街のすべき事は高齢者対策から若年層の新規顧客の獲得に目を向ける時代になったのです。お店も若年層の新規顧客を意識するか、既存客の需要回数を増やす必要が重要になりました。
    そこで個人商店、特に飲食店(食堂)で考えてみましょう。飲食店の基本は客席数の回転率で売り上げが決定します。ご相談の内容からランチの時間帯や夜の来客も減っている=満席でないと判断します。飲食店の売り上げの公式は客数×客単価です。客数には新規顧客と固定客の来店頻度の二通りありますが、固定客の高齢化で来店できない人が増えて損益を圧迫している状態と推察します。固定客の来店できない人対策として予約集中配達方式を考えて下さい。従来の出前は電話で注文を受けて料理が完成したらお客の家に配達をする手法です。しかし店内の混雑時に合わせて注文が入る為、新たに人を配置する必要があります。そこで予約集中配達方式をお勧めします。昼ご飯や晩御飯を弁当にして朝9時30分までにその日のお昼ご飯注文をしてもらえれば12時までに届ける、よる18時から19時までに届けるなどの無理のない設定で効率良く高齢者に食事を提供する事が出来ます。利点として企業や商店街のお店にも対応すれば新規の配達も増えます。ポイントは店内飲食から出前を進化させた予約集中配達方式に合わせた営業をする事です。配達をする為のポイントとして1〜2週間分のメニュー表を定期的に渡す事です。新規配達先訪問の営業ポイントは制服を着ているので着替えて食事に行くと時間的にロスが出る人がいる職場に当初は絞り込む。例として「病院」「調剤薬局」「整骨院」「エステ」「事務員」「工場の作業場」「工事現場」「交番」などです。高齢者と働き盛りの人の弁当を共有させる為には、健康を意識したお弁当で女性と高齢者、ボリューム弁当の2種類考える必要はありますが、お店の立地的に高齢化している地域なら高齢者と介護をする側、看護師や薬剤師の女性をターゲットにすればより成約率は上がります。一度検討しては如何ですか。当然店頭にはメニューを写真で貼り出すなどして通行者からの新規獲得も意識しましょう。

回答した専門家
店づくり・店舗運営

堀越 昭夫

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