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公的金融機関所定の創業計画書は中身がシンプルなので、私の事業プランを書ききれません。別の事業計画書を添付しても大丈夫ですか。また創業計画書に添付したほうが良い資料があれば教えてください。
事業コンセプトや資金計画をわかりやすく伝える資料の添付が大事です。
日本政策金融公庫や信用保証協会の申込に添付する創業計画書は、お金を借入するにあたって最低限のことを記載する書式なので、より詳しい事業計画書を作成して添付することをオススメします。その際は経営相談室の「経営お道具箱」を参考にして下さい。
創業融資を審査する担当者が見るポイントとして、相談される方の自己資金の状況や資産・借入の状況の確認は当然ですが、何より重視するのは、創業者の方がどのような経験や技術を生かして、何をウリにして、どんなコンセプトで創業するのか、そのための資金計画はきちんと練られているかということです。これらを具体的にアピールすることが大事です。
例えば、
①店舗を構える計画であれば、お店の雰囲気やイメージをビジュアルで表現してください。手書きのイラストでも結構です、参考としている店の写真や雑誌の切り抜きでも十分です。また、飲食店であれば予定するメニュー表などを仮作成して添付すればお店のイメージが伝わります。
②事業者を相手にする計画であれば、予定取引先についてのより詳しい情報を添付します。担当者の名刺を並べたものをコピーして添付するほか取引予定先の一覧表を添付して、受注の見込み金額や確度を書き添えると、売上見込みのアピールにつながります。自身の営業戦略策定や振り返りにも活用出来る資料となります。
③資金計画に関しては、見込みの資金繰り表の作成が大事です。売上と経費の予測だけでは、毎月の資金繰り・キャッシュフローがどのように推移するかを把握出来ませんので、月次の資金繰り表を作成します。売上の入金のタイミングや創業後の赤字でどの程度手元資金が減っていくかなどを把握することで、資金計画の妥当性のアピールにつながりますし、資金繰り管理の目安にもなります。