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最近では企業のプロモーションに動画を使うことが多いようですが、当社のようなBtoB(対事業所向け)企業でも動画を使って売上げを拡大した例はあるのでしょうか。
BtoB取引においても、価値を伝える手段として動画はとても有効です
企業の動画活用といえば、テレビCMのような一般消費者に対するプロモーションをイメージされる方も多いと思います。一般消費者の購入理由は非常に多岐にわたるので、感情を刺激する映像が効果を得る場合もあります。ではやはり、動画の活用が有効なのはBtoC企業のみかというと、決してそうではありません。
企業の購買行動においては感情の入る余地はほとんどありません。これは以下の2点の理由からです。
1.企業の購買行動の最終的な目的は、自社の事業の収益拡大のためである
2.企業の購買意思決定は、複数の人で行われることが多い
つまり、複数の意思決定者に対して、自社の製品・サービスが事業の収益拡大に貢献することを納得してもらえればよいわけです。その方法として、動画はとても有効です。自社の製品・サービスの特徴や利用する利点、人材や工場設備といった自社の能力を、動画を使えば具体的に分かりやすく伝えることができます。また、製造業との新規取引の際は、工場の視察などを行いますが、あらかじめ動画で工場や設備を公開していれば、新規に取引を考えている会社からの信用も増すことでしょう。
BtoB企業の動画活用例としては、以下のようなものがあります。
・ホームページでの自社工場の設備の紹介において、自動旋盤やマシニングセンタが稼働している様子を動画で紹介し、各設備の仕様は文字で詳細に記載することで、自社の製造能力を正確に伝える。
・射出成形品の強度試験において、自社独自の加工製品と従来型の加工製品の引張テストを対比する動画を公開することで、自社の加工技術の強度を伝える。
ホームページ自身への効果としては、動画を含むホームページはインターネット検索で上位に表示されやすいとされています。また、Youtube動画自体も検索で表示されやすい傾向にあります。
BtoB企業においては、必ずしも美しい映像は必要ありませんので、まずは簡単な動画から取り組んでみてください。