関西紙工株式会社
http://www.kansaishikou.com/
業種:紙製品卸売業
【企業概要】
設立:1950年11月
事業内容:紙器、包装資材全般の販売、ビン・プラスチック容器の検査、化粧品パーツ検査・組立、シュリンク加工、各種アッセンブリー、野菜鮮度保持袋の販売
従業員数:28名(内パート20名)
経営相談室の各種サービスをご利用された方の声をご紹介します。
関西紙工株式会社
http://www.kansaishikou.com/
業種:紙製品卸売業
【企業概要】
設立:1950年11月
事業内容:紙器、包装資材全般の販売、ビン・プラスチック容器の検査、化粧品パーツ検査・組立、シュリンク加工、各種アッセンブリー、野菜鮮度保持袋の販売
従業員数:28名(内パート20名)
当社は包装資材などの販売を主な収益源とし、化粧品ボトルなどへのラベル貼付や検品という加工代行業務、野菜の鮮度保持袋の販売と3つの事業を行っていました。
しかしながら、近年包装資材の販売は価格競争が激化し、売上の減少が顕著となり厳しい状況に陥っていました。
売上を確保していくには、新たな事業を立ち上げることが必要だと思い、多忙な業務の合間を縫って営業担当者と不定期に議論を重ねていました。
ミーティングでアイデアは出てくるものの、どのように具体化していけばいいかがわからず考えあぐねていたところ、大阪産業創造館の連続講座を受講したとき、経営相談室で個別相談を利用していたことを思いだし、何とかしたいという一心で連絡しました。
まずは、アイデア発想法を活用して再度アイデアを出しましたが、実現性が感じられず腑に落ちませんでした。
そこで、経営相談室のコンサルタントとともに今一度、自社の強みの見直しを行うため、業務プロセスを再確認していくと、顧客からの要望で着手したボトルに付随する加工代行業務に対する評価が高いことが再確認できました。
当時は、依頼があれば対応するだけで十分な営業活動をしていませんでした。また空ボトルのみの取り扱いだったので、充填先に一度出荷して再入荷するという手間が生じていました。液剤が充填されたボトルの取り扱いは、化粧品製造販売許可が必要です。そこで、許認可の専門家に相談したところ、要件は満たせる可能性がわかり、許可申請に踏み切りました。
その後、化粧品製造販売許可を取得し、充填済みボトルのラベル貼付・検品といった加工業務の取り扱いから個包装、配送まで一気通貫で対応できる体制を構築しました。まず既存顧客を対象にチラシを配布し営業を開始。その結果、4社から受注を獲得しました。また、ボトルへの充填前の段階から請け負うことに事業拡大の可能性が見えてきたところ、近隣の液剤充填事業者と協業する話がまとまりました。これにより、業務の幅を広げるだけでなく、顧客ニーズへの対応力を強化し、収益基盤を着実に築きつつあることを実感しています。
新しいことをしなければという焦燥感で、見えていなかった足元にある強みが、実は収益源につながることに気づけたのが大きかったです。
経営課題に直面したとき、個別の事情に応じたきめ細やかなサポートは経営者にとって欠かせない心の支えです。自社のことを客観的に俯瞰することは難しいので、第三者の目線からのアドバイスは新たな気づきにつながります。
相談内容が漠然としている状態でも、面談を通じて方向性を見出せるといった安心感と、「困ったときの神頼み」のような心境でも、何とかなると感じられる信頼感が魅力です。これまでの利用経験から、大半の課題に対して適切な対応をしてもらえた実績があり、効果的なサポート体制が整っていると思います。
どんな悩みでも気軽に相談することで、新たなアイデアや解決策を得られますので、ためらわずにまずは活用してほしいです。
(公開日:2025/5)