今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
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不景気で売上、利益が十分上がらず、資金繰りが厳しく、返済条件の変更を申請しようと考えています。リスケ(返済条件変更)を行う際に気を付けておいたほうが良いこと、準備しておくべき資料があれば教えてください。
経営改善内容と条件変更の効果を明確にすることが重要です。
返済条件の変更について、遠慮せず金融機関に相談することが大事です。金融機関は積極的に条件変更の相談に乗ってくれますので、悩まずに相談して下さい。
とはいえ、返済が苦しいから、とりあえず支払額を下げてほしいという安易な考えで条件変更を申請するのではなく、経営改善計画をしっかりと練り上げて相談することが重要になります。
条件変更に際しての経営改善計画として考えておくべきことは以下のとおりです。
①経営の現状分析
資金繰りが悪化するに至った原因、赤字の原因について、外部環境と自社内部の両面から振り返ります。得意先のニーズに対応出来ているのか、価格面で自社のウリが生かせているのか、原価や経費に無駄なモノはないかどうか等、多面的に検証します。
②収益と費用の改善計画
現状分析を踏まえた上で、黒字化への対策を立案します。具体的にはいかにして収益をあげるのか、売上増加策として新規先開拓やリピート率向上などの見通しを立てることと、経費の削減計画を取りまとめた差額として、収益の改善計画を見積もります。
③資金繰りの見通し
返済金額を低減して資金繰り悪化を回避しながら、収益改善し、今後の返済をきちんと履行できる資金繰り見通しを提示します。
①〜③の流れをしっかりと意識して、経営改善に取り組むことで、現状の厳しい状況を乗り越えていくことが可能です。資金繰り悪化の兆候があるときは、悩まずに、まずはあきない・えーどの経営相談をご利用ください。