今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
詳細画面から専門家に、メール相談や直接会っての面談などを申し込むことができます。
飲食店で居酒屋をしています。この頃は求人誌にアルバイト募集を掲載してもほとんど応募がありません。結果、応募してきたレベルの低い子を採用すると短期間で辞めて求人コストばかり増えて困っています。
ゆとり世代のアルバイト意識が変化しているので求人方法や受け入れ体制を見直す必要があります。
時代背景としては少子高齢化で毎年労働人口が減っているので、当然応募者は減少します。
ゆとり世代が社会人となり「ブラック企業」の単語を生み出すほど今までの時代とは違いがあります。市場の原理として人が集まらないと当然、時給が高くなりますので、まずすべき事は近隣の時給の相場を調べてある程度調整する事です。時給が近隣と同じ価格になれば、次にアルバイトにとって働きたくなる条件を作り出す事です。
近頃では特に外食全体をブラックと考える若者が増えているのも事実です。
社員の事例として給与の金額より土曜日曜が休みを訴求した方が応募者は増えるなどの現象があります。よって待遇面の表現方法を見直すことも必要です。
次にゆとり世代は小さいころからゲームをして育っているので、この感覚を利用したキャリアプランを明確に作り出す事で、プレヤーとして仕事に参加させると意外と長続きしますし仕事の覚えが早くなります。事例を書いておきます。
まずアルバイトの職位を決めます。新人 Cランク Bランク Aランク 指導担当のトレーナーの5つの職位を決定します。もちろん職位ごとにしてほしい内容、できなければならない内容を明確にしておく必要があります。数字に落とし込むとより明確になり目標設定がしやすくなります。たとえば○○の作業を60秒で終了できるとか・・・です。
仕事の手順表やチェックリストを作成して職位の上の者が下のアルバイトのチェックを出来る体制を作る事で、同じリストで教えるので教え漏れがなくなりますし、教える側も再認識できます。ネットゲームで考えるとCのステージで頑張っているプレヤーは色々なアイテム(仕事のスキル)を探す為に書き込みでつぶやくと、Bのステージの人がやり方を説明してくれます。もちろん自慢げにです。Cのステージの人はつぶやきに沿って頑張りますが、もしクリアーできないと悔しいのでこっそりと攻略本を買いに行きます。すなわち攻略本=マニュアルになるのです。結果、Cステージのラスボスを倒すと自分で勝ち取ったと思い、自らの意志でBのステージに進むのです。この心理状態をリアルなキャリアプランに落とし込めれば在籍月数が伸びるので、接客レベルも向上するし、新人のトレーニングも積極的に実施して 職位が上がるたびに昇給させれば本人の満足度も高まる仕組みです。