「商品開発の工程管理」のためにコンサル出前一丁を利用 流体制御機器メーカー株式会社ミヤワキ。蒸気を利用するあらゆる産業に長年にわたり製品、サービス提供に取り組む中で、商品開発における管理の必要性を感じ、オーダーメイドのコンサル出前一丁を利用されました。 コンサル出前一丁を頼んだ経緯 私は、以前から産創館を知っており、各種の計画作成の際には相談したりして、スタッフの方々からは、有益な情報を得ておりました。当社の商品開発は、顧客の声に基づいて、行っており、開発工程は顧客の声を聴きながら徐々にスペックを詰めていくという手法を長年採用してきました。しかし、近年の商品サイクルの短縮化の流れを受けて、改善の必要性を感じていたものの、当社は、技術者集団でしたので、技術面ではなくマネジメントの課題について、どのように進めてよいのか解決の糸口が見つからない状態でした。解決の糸口を探るために、最初、技術系の支援機関へ相談に伺いましたが、ヒントが見つからず、その時に、産創館のことを思い出し、産創館スタッフに相談したところ、商品開発の工程管理に強い専門家の派遣を勧めてくれました。 コンサルタントを選ぶ基準 産創館スタッフからの紹介が大きかったと思います。適切なディレクションをしていただけたと思っています。また、先生とお会いして、失礼ながら実務をよくご存じで、大企業の論理ではなく、中小企業の実態を踏まえた、当社の実情に合わせた提案を頂けました。また、相談を通じて、当社の事情を丁寧に問題抽出していただき、分析していただきました。この提案や分析の分かりやすさが、専門家を決定した要因ではないかと思います。 コンサル出前一丁の実施 申し込んだのは、オーダーメイドのコンサル出前一丁です。半年程度の期間で、テンポよくご支援をいただきました。コンサルティングの期間は、あまり長くても、ずるずると間延びしてしまうと思いますので、今回のテーマではあれば、ちょうどよい期間であったと感じています。また、毎回、専門家からは、歯に衣着せないズバッとしたご指摘があったことも印象的です。ズバッと言い切っていただけることで、問題点がはっきりして、モヤモヤが晴れていく気がしました。過去にも技術指導は受けたことがあったのですが、マネジメントの指導は初めての体験でしたので、社内にも様々な波及効果がありました。この専門家に頼んでよかったなと思いました。 コンサル出前一丁終了後の成果 約半年間、訪問頂きましたが、開発サイド、営業サイドの両面からの言い分がお互い分かるようになり、コミュニケーションが円滑に進みました。従来の開発手法から脱却し、スペックを先に決定してから開発を進めるようにしました。それによって、お互いの認識がすりあった状態で、仕様打ち合わせが実現でき、手戻りが少なくなりました。また、サンプル品を非常に短いサイクルで開発し、すり合わせていく方法も取り入れています。従来よりもコミュニケーションの密度が増したことで、円滑な開発につながっています。 これからコンサル出前一丁を利用する方へのアドバイス とにかく相談してみることです。信頼できる専門家には、包み隠さず実情を伝えることで、こちらの思いが伝わります。それによって専門家からの提案もより有意義な内容なると思います。新たな課題が生じた時には、また産創館にも相談し、これからもコンサル出前一丁を利用させていただきたいと思います。 株式会社ミヤワキ http://miyawaki-inc.com/ スチームトラップをはじめとする流体制御機器メーカーとして、蒸気を利用するあらゆる産業の皆様に長年にわたり製品、サービスを提供している。省エネルギーの観点から、エネルギーロスをいかにして防ぐかに開発の主眼を置き、耐久性がありメンテナンス性の良い製品づくりに取り組むことで、全世界の省エネルギー、CO2削減に貢献している。 (2019年1月8日 公開) |