今までいただいたご質問の中で多かった質問とその回答例です。
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アフターコロナ、ポストコロナの時代、飲食店舗の経営にも顧客名簿が重要であることを肌で感じました。しかし個人情報を本当に集められるのか、どうやって集めたらいいのか判りません。アドバイスをお願いします。
顧客名簿は作れます。自信を持って作成に取り組みましょう。
顧客名簿はお客様との良好な関係構築をめざ指した成果です。顧客名簿がピンチを救ってくれる唯一の方法ではありませんが、応援して下さるお客様の存在はお店にとって心強い味方です。
具体的な顧客名簿の作り方ですが、個人情報という壁があり顧客名簿を作ることは難しいと考えていませんか。その考え方を改めて、顧客名簿は集められると考えてください。
新店舗をオープンする場合は、オープン前のレセプションイベントを活用して顧客情報を集められます。レセプションの席数は限られていますので、応募していただき抽選を行います。レセプション当選者には郵送で当選通知をお送りします。この際にお送りする住所、氏名が顧客名簿になります。
既存店の場合はレセプションという訳にはいきませんので、段階的な取り組みが必要です。①接客サービスの向上、②イベント企画、③応募依頼、④当選発送というステップです。②〜④は新店舗のレセプションと同様のイベントによる取り組みですので、割愛させていただきます。ここでは主にステップ①のご説明をします。
お客様が本来の飲食以外でのイベントやキャンペーンへ参加していただくためには、お客様からの信頼が重要です。品質、サービス、衛生のQSCにしっかり取り組み、挨拶・接客を徹底し、お客様からの信頼を得てください。お客様から2つ以上の理由で選ばれるお店をめざすことも大切です。価格以外での2つの理由です。例えば、料理が美味しい、料理の提供が早い、居心地がいい等です。価格を理由としないのは、競合店との競争になりやすいからです。価格以外で2つ以上の理由があってリピート来店頂けるお客様が増えているお店は、しっかりファンができつつあるお店です。顧客満足度アップの評価は店舗によって判断が難しいですが、お客様と会話が以前よりできるようになった、少しの無理(相席、提供時間等)を聞いて頂けるようになった等、以前とちょっと変ってきたと体感できる程度でOKです。体感できるように注意をお客様に向けていることが大切です。
この様にお客様の満足度アップができたと体感できた段階で、②のイベント等の告知に取り組んで下さい。お客様とコミュニケーションを重ねながらイベント企画と告知を行い、ご参加へ誘導します。ポイントはコミュニケーションです。イベント企画から実施の結果として顧客名簿を集めて、お店のファンとなる顧客作りに取り組んでください。