数字で見る経済
大阪のポテンシャル その6

 

「大阪都市経済調査会の頭脳」
徳 田 裕 平 が 分 析

  全国の経営者は大阪をどう見ているか!〔その2:企業・産業編〕
 ~ユニークな商品・サービス開発のポテンシャルが高い大阪~      

大阪都市経済調査会で実施した全国の経営者・役員層へのインターネット調査をもとに、先月号の人材編に引き続き、企業・産業編として大阪の企業や産業に対する評価を紹介します。
 企業を捉える視点として、ここでは「技術力が高い」「製品・サービスの質が良い」「ユニークな商品・サービスを開発している」「安定性がある」「センスが良い」「営業・販売力が強い」「親しみやすい」「人材の層が厚い」「成長力がある」「国際化が進んでいる」および「財務内容が優れている」の11項目についてどの地域が優れているかを尋ねました。この結果、大阪は評価が高い順に「親しみ」「ユニークな開発」「営業・販売力」「製品・サービスの質」「技術力」の5項目で好意的な評価を得ていました。
 この5項目について、最も優れている地域を尋ねた結果を、回答者の主たる社会人経験エリア別に集計しました。自らの地域が最も優れているとする割合をX軸に、大阪が最も優れているとする割合をY軸にとり図示すると、面白い特徴がみられます【図1】。近畿と関東の回答者は、各項目で大阪を評価する割合が20%程度格差があるものの、相似的な分布となっており、ともに、自地域に親しみを感じつつ、大阪のユニークな開発力を評価しています。大阪の回答者は自地域への親しみが突出して高く、次いでユニークな開発力の評価が高いのですが、営業・販売力に関しては近畿と同水準に過ぎません。
  次に、大阪で成長力の高い業種について尋ねた結果では、飲食業や対個人サービス業では全国の経営者が大阪の企業を高く評価していますが、加工組立型や金属系基礎素材型の製造業に関しては大阪と近畿の回答者のみが大阪を評価する結果となっています【図2】。

【図1】「最も優れているエリア」としての「大阪」と「自地域」の比較



【調査概要】調査対象:職業属性が「経営者・役員」。下記の設問に対する回答を分析。 『個人としての業務経験を通じて、各項目について優れていると感じるエリアはどこですか』の問いに対して「わからない」などを除いた人に、『最も優れていると感じるエリアはどこですか』の回答(8エリア)より4エリアに着目して分析(図2の注1参照)。



  左グラフ
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【図2】「大阪の企業が成長力が高いと感じている業種(3個まで選択)」の
     評価



注1:ここでのエリア別とは「あなたが社会人経験を積まれた年月を以下の地域別にわけると、およそどのような割合になりますか」という設問で、各エリアの割合が単独で6割以上となっている回答者のエリアで定義。各該当者数は大阪:193、近畿:152、東京:486、関東:281
注2:図では全体の回答(2050人)で大阪の評価が高い順に項目を並び替えている。



  左グラフ
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