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  ■ 調 査 会 と は
 


 大阪都市経済調査会は、大阪の実態に即して、大都市が直面する諸問題を、主として経済的側面から調査研究するとともに、産・学・官の三者相互間で広く情報交換と共同研究を行い、新しい時代における大阪経済の発展方向を見定める場として1971(昭和46)年に設立されました。

 我が国の経済と社会は、成熟化・サービス化という環境変化や国際化・情報化の急激な潮流のなかで大きく転換しようとしています。大阪経済にとっても、これらの変化に対応しつつ、21世紀における大阪の新しい発展と飛躍を目指す方向を見極めることが重要かつ緊急の課題であります。

 大阪は、世界屈指の巨大都市圏の中核都市であり、我が国の経済発展と文化創造の先導的な役割を担うとともに情報発信、集客・交流を通じて、世界に貢献することが期待されています。そのため、大阪都市圏においては、関西国際空港の整備をはじめ関西文化学術研究都市の拡充や大阪湾ベイエリア開発など、一層の都市基盤施設並びに高次都市機能の整備と産業構造の高度化が重要な課題となっています。特に、その中核である大阪市においては国際集客都市大阪の中核的施設となるユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開業や中小企業・ベンチャー企業を支援する総合的な拠点施設である「大阪産業創造館」の開設を機に、産・学・官はじめ各分野で、国際集客都市、新産業創造都市を目指す積極的な都市活動の展開が肝要です。この意味で本調査会の活動意義は従来に増して高まっています。

 

 

 
大阪経済の発展方向を見定める場

期待される積極的な都市活動の展開

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