クリエイティブビジネスフォーラム2013
アキッレ・カスティリオーニと21世紀のデザイン
メビック扇町では、大阪で活動するクリエイターのプロデュース力を向上し、大阪のクリエイティブ産業のポテンシャルを高めるため、デザイン、映像、IT、出版・印刷等の様々なクリエイティブ分野で活動するキーパーソンをお招きして、考えるヒントとなる機会を提供していきたいと思います。
今回は、ローマ在住の演出家・写真家である多木陽介さんにお越し頂き、「アキッレ・カスティリオーニと21世紀のデザイン」についてお話しいただきます。
デザインの父とも呼ばれた20世紀の工業デザインの巨匠、アキッレ・カスティリオーニ(1918年〜2002年)。日本ではプロダクトデザイナーとしてその名を知られていますが、照明やインテリア以外にも建築、展覧会会場デザイン、都市計画などさまざまな分野に及んでおり、そのいずれにおいても卓越した業績が評価されています。
多木さんはカスティリオーニのスタジオに通い、彼の思想やデザインに向き合う態度を具に研究し、時代が変化しても変わらない(変えてはいけない)デザインの本質を見いだされました。それらをまとめ、2007年に『アキッレ・カスティリオーニ - 自由の探求としてのデザイン -』として出版されました。
本フォーラムでは、カスティリオーニの業績を通じて、本来のデザインの姿と、これからの世界でデザインが取っていくべきあり方について、多木さんとともに考えたいと思います。
普段のデザインワークでは、時間的・金銭的制約などから、“クリエイティブ”とはいいつつも、とかく表層的、形式的になりがちな人も少なくないのではと思いますが、今一度、ご自身のデザインワークに対する思考や姿勢を見つめ直すきっかけにしていただければ幸いです。
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