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飲食店を経営しています。オープン時には5万枚の新聞折り込みをしましたがどれだけ効果
があったか分かりません。その後も何度かチラシの新聞折り込みをしましたが成功か失敗か
も分かりません。もっと枚数を増やした方が良いですか教えて下さい。
チラシは広域に多数折り込んだから効率が上がるとは限りません。
自分の店舗の仮設商圏を設定して5万枚ほど新聞折り込みをするのは正解と判断します。当初は新聞折込みチラシには特典を付けて来店動機を仕掛ける事が必要です。来店後は会員カードで住所の収集をします。本来は住民開発指数の算出で商圏分析するのですが、当初は商圏内の町名毎に来店者数を出します。最も来店者が多い町名を中心に2000枚単位で新聞屋の配布地域と一致する箇所に対して2週間単位でチラシの折込みを実施します。チラシのオファー率は一般的に0.05%ですから2000枚に一人チラシ持参で来店されれば成功です。しかし記憶に残っている人は店舗前を通行するときに来店動機に繋がりますし、経験者も再来の動機になり結果新聞折り込みを実施する前の同日同曜日の売上と客数を算出しておき当日からの伸び率を計算しましょう。120%程の伸びがない場合はチラシの構成に問題があると判断した方が良いと思います。伸びがある場合は2週間周期で同一町名に2000枚折り込みを続けます。勿論毎回伸び率は計算します。早ければ5回目以降でその地域で口込みの話題が出来始めます。この現象がチラシ本来のコミュニティーリレーシヨンとしての役割でお店の存在感がアピールされます。刷り込みマーケティングの基本です。出来ればこのサイクルを続けながら前回比で伸び率が連続3回低迷した場合は仮設商圏で次のポイントを探し同じ事を繰り返す事で売上は伸びます。最後にライフバリューの考え方として2000枚で新規の顧客が来店しあなたのお店の味や雰囲気に納得され常連客となった場合のこの人の寄与率は次のようになります。
一週間に3回800円のランチを食べてくれるとすると一年52週で124.800円です。2週間単位で確実に一人確保すると一年後は26人の常連客で3.244.800円の売り上げが追加されています。もちろん年間最大40%の顧客が転勤や味の良し悪しや競合店に流れるため新規の確保の重要性を理解して分析しチラシを作成しては如何ですか。
この方法は小売、飲食、サービス業全てに共通です。